1.概況
平成28年10月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は108.9で前月比0.4%の低下、出荷指数は91.4で前月比3.4%の低下、在庫指数は217.7で前月比2.4%の低下となった。
内訳については、生産では、一般機械工業、食料品・たばこ工業、ゴム製品工業などが低下し、電子部品・デバイス工業などが上昇した。
出荷は、食料品・たばこ工業、一般機械工業、輸送機械工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、金属製品工業が上昇した。
在庫は、食料品・たばこ工業、金属製品工業、木材・木製品工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、一般機械工業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4 業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子などが上昇し、前月比1.7%の上昇となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、開閉制御装置、その他の電気機械器具などが上昇し、前月比0.2%の上昇となった。
食料品・たばこ工業では、冷凍水産食品、生菓子などが低下し、前月比2.9%の低下となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙などが低下し、前月比1.6%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷、在庫ともに2か月連続で低下した。
原指数では、前年同月比で生産、出荷は3か月連続、在庫は28か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
108.9 |
▲0.4% |
109.5 |
1.1% |
130.4 |
1.7% |
136.8 |
10.9% |
45.5 |
0.2% |
46.7 |
0.9% |
112.9 |
▲2.9% |
116.4 |
▲9.5% |
84.0 |
▲1.6% |
69.8 |
▲2.8% |
91.4 |
▲3.4% |
92.8 |
1.5% |
217.7 |
▲2.4% |
225.9 |
23.5% |