1.概況
平成28年11月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は116.5で前月比7.0%の上昇、出荷指数は97.1で前月比6.2%の上昇、在庫指数は213.9で前月比1.7%の低下となった。
内訳については、生産では、パルプ・紙・紙加工品工業、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業などが上昇し、金属製品工業、繊維工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが低下した。
出荷は、パルプ・紙・紙加工品工業、一般機械工業、輸送機械工業などが上昇し、繊維工業などが低下した。
在庫は、食料品・たばこ工業、木材・木製品工業、鉄鋼業などが低下し、パルプ・紙・紙加工品工業、電子部品・デバイス工業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4 業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、電子・通信機器用部分品、コネクタ・スイッチなどが上昇し、前月比2.7%の上昇となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、その他の電気機械器具、開閉制御装置などが低下し、前月比1.5%の低下となった。
食料品・たばこ工業では、肉製品などが上昇し、前月比2.3%の上昇となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙、板紙などが上昇し、前月比78.2%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷は3か月ぶりに上昇し、在庫は3か月連続で低下した。
原指数では、前年同月比で生産、出荷は4か月連続、在庫は29か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
116.5 |
7.0% |
116.4 |
14.0% |
133.9 |
2.7% |
137.2 |
11.9% |
44.8 |
▲1.5% |
48.6 |
3.0% |
115.5 |
2.3% |
120.7 |
1.8% |
149.7 |
78.2% |
103.9 |
72.6% |
97.1 |
6.2% |
99.4 |
13.6% |
213.9 |
▲1.7% |
220.0 |
22.4% |