平成27年国勢調査の集計結果によると、鳥取県の総世帯数は、21万6894世帯で前回調査(平成22年)と比べ、4930世帯増加し、人口の減少とは逆に調査開始以来最多となりました。
社会福祉施設等に住んでいる世帯を除いた一般世帯は21万6244世帯で増加が続いていますが、一般世帯の1世帯当たり人員は2.57人と減少が続いています。
一般世帯を世帯人員別にみると、平成17年以降は、1人世帯が最も多く、世帯人員が多くなるほど世帯数は少なくなっています。また、増減をみると2人以下の世帯が特に増加している一方、4人以上の世帯ではいずれも減少しています。このような世帯数の増減の傾向と人口減少の傾向から、1世帯当たりの人員は今後も減少していくことが予想されます。
買物の際、以前より小さいパックの惣菜や、小分けされた商品が増えたと感じたことはありませんか。その背景には、一人暮らしの世帯が増えたことがあるのかもしれませんね。
資料:総務省「国勢調査」
本ページは、平成29年1月25日付「日本海新聞」掲載の同題コラム(鳥取県地域振興部統計課執筆)からの再録です。