1.概況
平成28年12月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は111.6で前月比4.2%の低下、出荷指数は96.4で前月比0.7%の低下、在庫指数は220.8で前月比3.2%の上昇となった。
内訳については、生産では、パルプ・紙・紙加工品工業、金属製品工業、一般機械工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、食料品・たばこ工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが上昇した。
出荷は、パルプ・紙・紙加工品工業、一般機械工業、金属製品工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、食料品・たばこ工業などが上昇した。
在庫は、電子部品・デバイス工業、鉄鋼業、木材・木製品工業などが上昇し、パルプ・紙・紙加工品工業、食料品・たばこ工業、一般機械工業などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4 業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子などが上昇し、前月比3.3%の上昇となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、その他の電気機械器具などが上昇し、前月比6.9%の上昇となった。
食料品・たばこ工業では、冷凍水産食品、ミネラルウォーターなどが上昇し、前月比3.5%の上昇となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙、板紙などが低下し、前月比35.1%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷は2か月ぶりに低下し、在庫は4か月ぶりに上昇した。
原指数では、前年同月比で生産、出荷は5か月連続、在庫は30か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
| 季節調整済指数 | 対前月比 | 原指数 | 対前年同月比 |
111.6 | ▲ 4.2% | 116.4 | 3.8% |
138.3 | 3.3% | 139.5 | 13.5% |
47.9 | 6.9% | 47.4 | 1.1% |
119.6 | 3.5% | 129.8 | ▲ 0.2% |
97.1 | ▲ 35.1% | 105.1 | 9.1% |
96.4 | ▲ 0.7% | 103.2 | 7.5% |
220.8 | 3.2% | 213.6 | 21.5% |