1.概況
平成29年1月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は108.9で前月比2.4%の低下、出荷指数は95.2で前月比1.2%の低下、在庫指数は216.4で前月比2.0%の低下となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、食料品・たばこ工業などが低下し、金属製品工業、一般機械工業、輸送機械工業などが上昇した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、ゴム製品工業などが低下し、一般機械工業、輸送機械工業、食料品・たばこ工業などが上昇した。
在庫は、食料品・たばこ工業、パルプ・紙・紙加工品工業、鉄鋼業などが低下し、金属製品工業、電子部品・デバイス工業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4 業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、コネクタ・スイッチ、その他の電子部品などが低下し、前月比8.5%の低下となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、開閉制御装置、その他の電気機械器具などが低下し、前月比2.9%の低下となった。
食料品・たばこ工業では、ミネラルウォーター、肉製品、冷凍水産食品などが低下し、前月比2.6%の低下となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、前月比6.8%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷は2か月連続、在庫は2か月ぶりに低下した。
原指数では、前年同月比で生産は6か月ぶりに低下し、出荷は6か月連続、在庫は31か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
108.9 |
▲ 2.4% |
105.3 |
▲ 0.1% |
95.2 |
▲ 1.2% |
91.0 |
3.1% |
216.4 |
▲ 2.0% |
215.4 |
14.7% |
主要4業種の生産指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
126.5 |
▲ 8.5% |
128.1 |
5.5% |
46.5 |
▲ 2.9% |
40.5 |
▲ 11.4% |
116.5 |
▲ 2.6% |
99.6 |
▲ 2.7% |
90.5 |
▲ 6.8% |
105.0 |
▲ 0.6% |