1.概況
平成29年2月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は117.5で前月比7.9%の上昇、出荷指数は101.0で前月比6.1%の上昇、在庫指数は220.3で前月比1.8%の上昇となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、木材・木製品工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが上昇し、金属製品工業、一般機械工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが低下した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、金属製品工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが上昇し、一般機械工業、食料品・たばこ工業、輸送機械工業などが低下した。
在庫は、電子部品・デバイス工業、食料品・たばこ工業、窯業・土石製品工業などが上昇し、パルプ・紙・紙加工品工業、繊維工業などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4 業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、コネクタ・スイッチなどが上昇し、前月比26.2%の上昇となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、前月比3.4%の低下となった。
食料品・たばこ工業では、ミネラルウォーター、肉製品などが上昇、その他の食料品などが低下し、横ばいとなった。。
パルプ・紙・紙加工品工業では、前月比1.9%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷は3か月ぶり、在庫は2か月ぶりに上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は2か月ぶり、出荷は7か月連続、在庫は32か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
117.5 |
7.9% |
113.2 |
3.5% |
101.0 |
6.1% |
98.6 |
7.8% |
220.3 |
1.8% |
217.9 |
15.5% |
主要4業種の生産指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
159.6 |
26.2% |
141.1 |
20.7% |
44.9 |
▲ 3.4% |
44.9 |
▲ 3.2% |
116.5 |
0.0% |
104.4 |
▲ 5.8% |
92.2 |
1.9% |
101.4 |
▲ 2.4% |