平成29年6月定例県議会付議案に対する知事提案理由説明要旨
本議会に提案いたしました議案は、
予算関係 4件
条例関係 10件
その他の案件 4件 の 合計 18件であります。
まず、議案第1号 平成29年度鳥取県一般会計補正予算(第1号)について、御説明いたします。
震災・雪害対策につきましては、要支援者や避難所の情報を盛り込んだ支え愛マップを全県に広げるための人材育成、モデル支援等を行いますとともに、県内被災企業の復興関連投資への補助率を引き上げることとします。
併せて、豪雪に備えたライブカメラ増設、融雪装置設置、除雪機械運転手育成などを行います。
次に、障がい者が暮らしやすい社会づくりの推進につきましては、障がい者差別解消に向けた啓発事業や相談体制構築、バリアフリー環境整備支援や視覚障がい者センター設置など、障がい者が暮らしやすい社会づくりを積極的に展開します。
また、産業・地域の活性化と働き方改革につきましては、バイオ・医療等先端産業の起業等を支えるため、新たに50億円規模のファンドを立ち上げるほか、「星取県」による観光振興、国際定期便利用拡大、鳥取羽田便の増便継続に向け誘客促進を進めます。
県西部への「託児機能付きサテライトオフィス」開設、ファミボスの普及や介護休業取得支援など、働き方改革を推し進めます。
以上に加え、来年度の開催が決定した「山の日」記念全国大会、卓球の「世界カデットチャレンジ大会」の準備経費等を計上いたしました結果、今回の補正予算の総額は 119億7千万円余となり、補正後の予算総額は、3,614億円余となるものであります。
次に、条例関係について御説明申し上げます。
まず、議案第5号「鳥取県民みんなで進める障がい者が暮らしやすい社会づくり条例」の設定についてであります。障害者差別解消法を先取りして本県で始まった「あいサポート運動」の精神に基づき、障がい者が地域社会の中で自分らしく安心して生活することができる社会の実現を目指し、障がいへの理解促進、障がい者の自立・社会参加や差別解消、情報アクセシビリティ保障、災害時の支援などについて、定めようとするものであります。
議案第6号「鳥取県防災及び危機管理に関する基本条例」の一部改正につきましては、鳥取県中部地震や1月以降の豪雪による被災経験を今後の防災に役立てるため、「支え愛避難所」に対する支援、災害時支え愛活動、自主防災組織指導者の育成、避難情報の伝達、避難所の環境整備などを推進しようとするものであります。
以上、今回提案した付議案につきまして、その概要を御説明いたしました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。