平成29年9月定例県議会付議案に対する知事提案理由説明要旨
これより、本議会に提案いたしました諸議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。
本議会に提案いたしました議案は、
予算関係 4件
条例関係 3件
その他の案件 6件 の 合計 13件であります。
それでは、議案第1号 平成29年度鳥取県一般会計補正予算(第2号)について、御説明いたします。
まず、鳥取県中部地震からの復興につきましては、被災した住宅の修繕を行うボランティア団体等の活動を新たに支援するとともに、落ち込んだ観光需要の回復を図るためのバス旅行商品造成、住宅修繕を行う県外職人招致、老朽危険空き家除却など、復興を着実に進めて参ります。
次に、防災対策の強化につきましては、九州北部豪雨において流木の流入により被害が拡大したことを踏まえ、県内のため池や橋梁、土砂災害危険区域において地形地質の調査や流木流入シミュレーション等の流木対策を実施するとともに、ダムの安全対策や排雪場整備等の豪雪対策を進めます。
また、日欧EPA対策につきましては、企業海外展開戦略の検討や海外販路開拓支援を行うとともに、乳牛や鳥取和牛の増頭を推進することとし、観光・交流の促進につきましては、鳥取砂丘コナン空港の駐車場拡張、境港の国際クルーズ船受入施設整備を進めるほか、台湾・韓国などの国際チャーター便を飛躍的に増便するなど外国人観光客の誘客を図ります。
以上に加え、こども食堂の運営支援、「とっとりIoT推進ラボ」による商品開発支援、故谷口ジロー氏の偉業を顕彰する「偲ぶ会」開催などの経費を計上致しました結果、今回の補正予算の総額は 20億5千万円余となり、補正後の予算総額は、3,634億円余となるものであります。
次に、条例関係について御説明申し上げます。
まず、議案第5号「特定地域等の振興を促進するための県税の課税の特例に関する条例」の一部改正につきましては、地域の特性を生かして高付加価値を創出し地域経済を牽引する事業施設に対し、不動産取得税の課税免除措置を講じようとするものであります。
また、議案第7号「鳥取県営鳥取空港の設置及び管理に関する条例」の一部改正につきましては、コンセッション方式により民間活力を導入し、空港の運営効率化、利用促進、賑わい創出に資することができるようにするものであります。
以上、今回提案した付議案につきまして、その概要を御説明いたしました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。