1.概況
平成29年4月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は117.1で前月比2.7%の上昇、出荷指数は101.1で前月比6.1%の上昇、在庫指数は229.7で前月比1.7%の上昇となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、輸送機械工業などが上昇し、金属製品工業、一般機械工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが低下した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが上昇し、プラスチック製品工業、一般機械工業などが低下した。
在庫は、電子部品・デバイス工業などが上昇し、食料品・たばこ工業、一般機械工業、木材・木製品工業などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4 業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、電子・通信機器用部分品、コネクタ・スイッチなどが上昇し、前月比11.1%の上昇となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、開閉制御装置などが低下し、前月比3.5%の低下となった。
食料品・たばこ工業では、肉製品、ミネラルウォーターなどが低下し、前月比0.9%の低下となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、前月比16.0%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷は2か月ぶり、在庫は3か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は2か月ぶり、出荷は9か月連続、在庫は34か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
117.1 |
2.7% |
106.7 |
7.3% |
101.1 |
6.1% |
93.5 |
8.3% |
229.7 |
1.7% |
211.8 |
9.5% |
主要4業種の生産指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
150.5 |
11.1% |
130.7 |
14.2% |
44.4 |
▲ 3.5% |
40.6 |
▲ 3.8% |
116.7 |
▲ 0.9% |
124.4 |
▲ 6.3% |
102.0 |
16.0% |
58.8 |
7.1% |