1.概況
平成29年5月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は112.5で前月比3.9%の低下、出荷指数は98.0で前月比3.1%の低下、在庫指数は234.2で前月比2.0%の上昇となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業、窯業・土石製品工業などが低下し、食料品・たばこ工業、木材・木製品工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが上昇した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、金属製品工業などが低下し、パルプ・紙・紙加工品工業、木材・木製品工業などが上昇した。
在庫は、食料品・たばこ工業、電子部品・デバイス工業、木材・木製品工業などが上昇し、一般機械工業、窯業・土石製品工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4 業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、コネクタ・スイッチなどが低下し、前月比10.6%の低下となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、開閉制御装置、民生用電気機械器具などが上昇し、前月比1.6%の上昇となった。
食料品・たばこ工業では、肉製品などが上昇し、前月比3.8%の上昇となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、前月比1.1%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷は2か月ぶりに低下、在庫は4か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は2か月連続、出荷は10か月連続、在庫は35か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
| 季節調整済指数 | 対前月比 | 原指数 | 対前年同月比 |
112.5 | ▲ 3.9% | 107.8 | 6.5% |
98 | ▲ 3.1% | 91.5 | 8.7% |
234.2 | 2% | 225.3 | 10.9% |
主要4業種の生産指数(平成22年=100)
| 季節調整済指数 | 対前月比 | 原指数 | 対前年同月比 |
134.6 | ▲ 10.6% | 127.6 | 7.5% |
45.1 | 1.6% | 40.9 | 16.5% |
121.1 | 3.8% | 119.9 | 1.4% |
100.9 | ▲ 1.1% | 107.3 | 15.1% |