1.概況
平成29年6月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は110.8で前月比1.5%の低下、出荷指数は96.3で前月比1.7%の低下、在庫指数は232.3で前月比0.8%の低下となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、輸送機械工業などが低下し、金属製品工業、食料品・たばこ工業、一般機械工業などが上昇した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、輸送機械工業などが低下し、食料品・たばこ工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、金属製品工業などが上昇した。
在庫は、木材・木製品工業、鉄鋼業などが低下し、繊維工業、一般機械工業、電子部品・デバイス工業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4 業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、その他の電子部品、電子・通信機器用部分品などが低下し、前月比6.8%の低下となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、開閉制御装置、民生用電気機械器具、端子などが低下し、前月比2.0%の低下となった。
食料品・たばこ工業では、その他の食料品などが上昇し、前月比7.4%の上昇となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙などが低下し、前月比4.4%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷は2か月連続、在庫は5か月ぶりに低下した。
原指数では、前年同月比で生産は3か月ぶりに低下し、出荷は11か月連続、在庫は36か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
110.8 |
▲1.5% |
115.8 |
▲1.0% |
96.3 |
▲1.7% |
97.4 |
0.9% |
232.3 |
▲0.8% |
237.7 |
5.5% |
主要4業種の生産指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
125.5 |
▲6.8% |
130.9 |
▲9.7% |
44.2 |
▲2.0% |
47.5 |
2.8% |
130.1 |
7.4% |
136.2 |
9.4% |
96.5 |
▲4.4% |
106.2 |
0.1% |