1.概況
平成29年7月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は118.1で前月比6.6%の上昇、出荷指数は103.0で前月比7.0%の上昇、在庫指数は238.3で前月比2.6%の上昇となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、輸送機械工業などが上昇し、金属製品工業、食料品・たばこ工業、一般機械工業などが低下した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、輸送機械工業などが上昇し、食料品・たばこ工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが低下した。
在庫は、食料品・たばこ工業、電子部品・デバイス工業、一般機械工業などが上昇し、パルプ・紙・紙加工品工業などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4 業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、その他の電子部品などが上昇し、前月比10.8%の上昇となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、民生用電気機械器具、端子などが上昇し、前月比3.8%の上昇となった。
食料品・たばこ工業では、その他の食料品などが低下し、前月比4.2%の低下となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙などが上昇し、前月比7.2%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷は3か月ぶり、在庫は2か月ぶりに上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は2か月ぶり、出荷は12か月連続、在庫は37か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
45.9 |
3.8% |
45.5 |
11% |
103 |
7% |
97.8 |
12.2% |
238.3 |
2.6% |
250.9 |
11% |
主要4業種の生産指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
139 |
10.8% |
135.5 |
20.2% |
45.9 |
3.8% |
45.5 |
11% |
124.6 |
▲ 4.2% |
131.9 |
8.2% |
103.4 |
7.2% |
109.9 |
5.7% |