1.概況
平成29年8月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は108.3で前月比8.3%の低下、出荷指数は95.2で前月比7.6%の低下、在庫指数は236.6で前月比0.7%の低下となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、金属製品工業、食料品・たばこ工業などが低下し、一般機械工業などが上昇した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、金属製品工業などが低下し、一般機械工業、木材・木製品工業などが上昇した。
在庫は、食料品・たばこ工業、一般機械工業、金属製品工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、繊維工業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4 業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、コネクタ・スイッチ、電子・通信機器用部分品などが低下し、前月比9.9%の低下となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、内燃機関電装品、その他の電気機械器具などが上昇し、前月比1.3%の上昇となった。
食料品・たばこ工業では、冷凍水産食品、ミネラルウォーター、ブロイラー加工品などが低下し、前月比6.3%の低下となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙などが低下し、前月比5.8%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷、在庫ともに2か月ぶりに低下した。
原指数では、前年同月比で生産は2か月ぶり、出荷は13か月ぶりに低下し、在庫は38か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
108.3 |
▲ 8.3% |
106 |
▲ 3.5% |
95.2 |
▲ 7.6% |
92.6 |
▲ 0.4% |
236.6 |
▲ 0.7% |
248.4 |
6.1% |
主要4業種の生産指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
125.2 |
▲ 9.9% |
130.1 |
▲ 8.8% |
46.5 |
1.3% |
42.6 |
9.5% |
116.7 |
▲ 6.3% |
110.5 |
▲ 3.9% |
97.4 |
▲ 5.8% |
101.7 |
2.6% |