1.概況
平成29年9月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は110.1で前月比1.7%の上昇、出荷指数は96.6で前月比1.5%の上昇、在庫指数は237.3で前月比0.3%の上昇となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、金属製品工業、一般機械工業などが上昇し、輸送機械工業、食料品・たばこ工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが低下した。
出荷は、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、電子部品・デバイス工業、金属製品工業などが上昇し、食料品・たばこ工業、輸送機械工業、一般機械工業などが低下した。
在庫は、電子部品・デバイス工業、木材・木製品工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが上昇し、食料品・たばこ工業、繊維工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4 業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、コネクタ・スイッチなどが上昇し、前月比2.3%の上昇となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、内燃機関電装品、民生用電気機械器具などが低下し、前月比2.4%の低下となった。
食料品・たばこ工業では、生菓子などが低下し、前月比1.2%の低下となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙などが上昇し、前月比2.6%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷、在庫ともに2か月ぶりに上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は2か月連続の低下、出荷は2か月ぶり、在庫は39か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
110.1 |
1.7% |
116.2 |
▲ 0.2% |
96.6 |
1.5% |
99.7 |
0.6% |
237.3 |
0.3% |
248.3 |
7.3% |
主要4業種の生産指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
128.1 |
2.3% |
140.9 |
▲ 1.9% |
45.4 |
▲ 2.4% |
48.1 |
▲ 1.2% |
115.3 |
▲ 1.2% |
110.5 |
▲ 2.0% |
99.9 |
2.6% |
100.6 |
8.8% |