1.賃金
- 調査産業計のきまって支給する給与が2ヶ月連続で増加したのに対し、製造業は2ヶ月連続で減少、調査産業計のパートタイム労働者の時間当たりの給与は24ヶ月連続で増加 -
9月の現金給与総額は、規模5人以上で240,676円となった。その名目賃金指数は85.2で前年に比べ0.8%増(うち規模30人以上では259,462円、その名目賃金指数83.5で前年に比べ0.2%減)となった。またその実質賃金指数は84.2で前年に比べ0.5%減(うち規模30人以上では82.5で前年に比べ1.6%減)となった。
現金給与総額のうち、きまって支給する給与は239,716円となった。その名目賃金指数は101.4で前年に比べ1.1%増(うち規模30人以上では258,403円、その名目賃金指数100.5で前年に比べ0.1%増)であった。また、所定内給与は226,767円、その名目賃金指数は101.9で前年に比べ2.1%増(うち規模30人以上は241,719円、その名目賃金指数100.7で前年に比べ0.5%増)となった。
特別に支払われた給与は960円(うち規模30人以上では1,059円)であった。
規模5人以上の現金給与総額を就業形態別にみると、一般労働者は281,491円(うち規模30人以上では295,165円)となり、パートタイム労働者は97,371円(うち規模30人以上では104,373円)となった。
2.労働時間
- 調査産業計の所定外労働時間指数が2ヶ月連続で、製造業は3ヶ月連続で減少 -
9月の総労働時間は、規模5人以上で153.7時間となった。その労働時間指数100.7で前年に比べ0.5%増(うち規模30人以上では155.8時間、その労働時間指数101.6で前年に比べ0.2%増)となった。
総実労働時間のうち、所定内労働時間は145.0時間となった。その労働時間指数は100.8で前年に比べ0.7%増(うち規模30人以上では146.4時間、労働時間指数101.7で前年に比べ0.9%増)であった。また、所定外労働時間は8.7時間、その労働時間指数は98.9で前年に比べ3.7%減(うち規模30人以上は9.4時間、その労働時間指数は100.0で前年に比べ9.8%減)であった。
規模5人以上の総実労働時間を就業形態別にみると、一般労働者は169.9時間(うち規模30人以上では168.2時間)となり、パートタイム労働者は96.8時間(うち規模30人以上では101.7時間)となった。
3.常用雇用
- 多業種で常用雇用指数が増加傾向、調査産業計では18ヶ月連続で増加 -
9月末の常用労働者数は規模5人以上で185,432人となった。その常用雇用指数は101.9で前年に比べ1.0%増(うち規模30人以上では94,118人、常用雇用指数101.9で前年に比べ2.1%増)であった。
また、規模5人以上の常用労働者のパートタイム労働者比率は22.1%で前年に比べ0.8ポイント増(うち規模30人以上では18.7%で前年に比べ0.2ポイント減)となった。