1.概況
平成29年10月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は102.1で前月比7.3%の低下、出荷指数は88.8で前月比8.1%の低下、在庫指数は246.4で前月比3.8%の上昇となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが低下し、金属製品工業、輸送機械工業、食料品・たばこ工業などが上昇した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品、食料品・たばこ工業などが低下し、輸送機械工業、金属製品工業、一般機械工業などが上昇した。
在庫は、電子部品・デバイス工業、食料品・たばこ工業、一般機械工業などが上昇し、金属製品工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4 業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子などが低下し、前月比18.0%の低下となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、端子、開閉制御装置などが低下し、前月比3.5%の低下となった。
食料品・たばこ工業では、その他の食料品、生菓子、ミネラルウォーターなどが上昇し、前月比1.9%の上昇となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、印刷用紙などが低下し、前月比16.2%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷は2か月ぶりに低下、在庫は2か月連続で上昇した
原指数では、前年同月比で生産は3か月連続、出荷は2か月ぶりに低下、在庫は40か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
102.1 |
▲ 7.3% |
103 |
▲ 6.2% |
88.8 |
▲ 8.1% |
90 |
▲ 3.1% |
246.4 |
3.8% |
255.1 |
12.9% |
主要4業種の生産指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
105.1 |
▲ 18% |
109.9 |
▲ 20.1% |
43.8 |
▲ 3.5% |
46.2 |
▲ 1.1% |
117.5 |
1.9% |
120.6 |
3.6% |
83.7 |
▲ 16.2% |
67.2 |
▲ 3.7% |