1.賃金
- 調査産業計のきまって支給する給与が4ヶ月連続で増加、調査産業計のパートタイム労働者の時間当たりの給与は26ヶ月連続で増加 -
11月の現金給与総額は、規模5人以上で246,086円となった。その名目賃金指数は87.1で前年に比べ0.5%減(うち規模30人以上では267,156円、その名目賃金指数86.0で前年に比べ1.3%増)となった。またその実質賃金指数は85.8で前年に比べ1.0%減(うち規模30人以上では84.7で前年に比べて0.7%増)となった。
現金給与総額のうち、きまって支給する給与は241,824円となった。その名目賃金指数は102.3で前年に比べ1.0%増(うち規模30人以上では261,418円、その名目賃金指数101.7で前年に比べ0.3%減)であった。また、所定内給与は227,893円、その名目賃金指数は102.4で前年に比べ1.8%増(うち規模30人以上は243,368円、その名目賃金指数101.4で前年に比べ0.6%増)となった。
特別に支払われた給与は4,262円(うち規模30人以上では5,738円)であった。
規模5人以上の現金給与総額を就業形態別にみると、一般労働者は287,441円(うち規模30人以上では303,719円)となり、パートタイム労働者は99,674円(うち規模30人以上では108,850円)となった。
2.労働時間
- 製造業の所定外労働時間指数が5ヶ月連続で減少 -
11月の総労働時間は、規模5人以上で154.8時間となった。その労働時間指数は101.4で前年に比べ0.9%増(うち規模30人以上では156.1時間、その労働時間指数101.8で前年に比べ0.6%減)となった。
総実労働時間のうち、所定内労働時間は145.9時間となった。その労働時間指数は101.4で前年に比べ1.0%増(うち規模30人以上では146.2時間、労働時間指数101.5で前年に比べ0.2%減)であった。また、所定外労働時間は8.9時間、その労働時間指数は101.1で前年に比べ0.4%減(うち規模30人以上は9.9時間、その労働時間指数は105.3で前年に比べ6.8%減)であった。
規模5人以上の総実労働時間を就業形態別にみると、一般労働者は171.1時間(うち規模30人以上では168.4時間)となり、パートタイム労働者は96.9時間(うち規模30人以上では102.5時間)となった。
3.常用雇用
- 多業種で常用雇用指数が増加傾向、調査産業計では20ヶ月連続で増加 -
11月末の常用労働者数は規模5人以上で184,987人となった。その常用雇用指数は101.7で前年に比べ0.4%増(うち規模30人以上では93,746人、常用雇用指数101.5で前年に比べ1.9%増)であった。
また、規模5人以上の常用労働者のパートタイム労働者比率は22.1%で前年に比べ0.6ポイント増(うち規模30人以上では18.9%で前年と同水準)となった。