中部総合事務所の所管エリアは、鳥取県中部地域に位置し、倉吉市、湯梨浜町、三朝町、北栄町、琴浦町の5つの市町地域により構成されています。
南北に約29km、東西に約44km、面積は約777㎢のエリアに約10万8千人の方がお住まいになっています。
中部総合事務所は、倉吉市の北東部に位置し、所管するエリアのほぼ中央に所在しています。
北は日本海に臨み、南には中国山地が控える地形が四季を鮮やかなものとし、豊かな自然をはぐくんでいる。
日本海へと注ぐ一級河川天神川の流長は31.7㎞。その河口西側には、東西約12㎞の北条砂丘が広がる。また、世界有数のラジウム含有量を誇る三朝温泉とはじめとするバラエティーに富んだ温泉地が点在している。
中部地域の自然や風土の中でこそ生まれた農畜産物。
ながいも、ブドウなどは、先人が長年砂丘地に挑み続け努力した結果、今や県を代表する農産物となっている。また、二十世紀の鳥取県農業を牽引してきた「二十世紀梨」は、現在でも国内生産量第一位を誇る。
中部地域は、六・七世紀頃成立した「伯耆国(ほうきのくに)」の東側に位置する。古代から三徳山や船上山などは山岳仏教寺院が修験道の場として栄えた。
現在でも、羽衣伝説などの民話や、船上山など歴史の舞台となった場所があるほか、三徳山三仏寺や白壁土蔵群など文化的価値の高い建造物や昔ながらのまち並みが残っている。