1.賃 金 - 調査産業計のきまって支給する給与(規模5人以上)が3ヶ月連続で減少 -
3月の現金給与総額は、規模5人以上で238,102円となった。その名目賃金指数は84.3で前年に比べ2.0%減(うち規模30人以上では254,164円、その名目賃金指数81.8で前年に比べ2.9%減)となった。またその実質賃金指数は83.0で前年に比べ3.2%減(うち規模30人以上では80.5で前年に比べて4.1%減)となった。
現金給与総額のうち、きまって支給する給与は233,522円となった。その名目賃金指数は98.8で前年に比べ1.4%減(うち規模30人以上では249,577円、その名目賃金指数97.1で前年に比べ3.6%減)であった。また、所定内給与は218,121円、その名目賃金指数は98.0で前年に比べ1.7%減(うち規模30人以上では232,190円、その名目賃金指数96.7で前年に比べ3.8%減)となった。
特別に支払われた給与は4,580円(うち規模30人以上では4,587円)であった。
規模5人以上の現金給与総額を就業形態別にみると、一般労働者は289,489円(うち規模30人以上では300,094円)となり、パートタイム労働者は93,262円(うち規模30人以上では98,223円)となった。
2 労働時間 - 製造業の所定外労働時間指数(規模5人以上)が2ヶ月ぶりの増加 -
3月の総労働時間は、規模5人以上で151.0時間となった。その労働時間指数は98.9で前年に比べ0.7%減(うち規模30人以上では153.2時間、その労働時間指数99.9で前年に比べ0.8%減)となった。
総実労働時間のうち、所定内労働時間は141.1時間となった。その労働時間指数は98.1で前年に比べ1.1%減(うち規模30人以上では141.9時間、労働時間指数98.5で前年に比べ2.1%減)であった。また、所定外労働時間は9.9時間、その労働時間指数は112.5で前年に比べ6.4%増(うち規模30人以上では11.3時間、その労働時間指数は120.2で前年に比べ17.7%増)であった。
規模5人以上の総実労働時間を就業形態別にみると、一般労働者は170.7時間(うち規模30人以上では169.0時間)となり、パートタイム労働者は95.1時間(うち規模30人以上では99.6時間)となった。
3.常用雇用 -調査産業計の常用雇用指数(規模5人以上)が、4ヶ月連続で減少 -
3月末の常用労働者数は規模5人以上で174,922人となった。その常用雇用指数は97.7で前年に比べ2.9%減(うち規模30人以上では90,384人、常用雇用指数96.1で前年に比べ2.6%減)であった。
また、規模5人以上の常用労働者のパートタイム労働者比率は26.0%で前年に比べ3.3ポイント増(うち規模30人以上では22.7%で前年に比べ4.0ポイント増)となった。