調査結果の報告
第10期中海湖沼環境モニターの調査結果はこちら
鳥取県側5地点全体の結果について
・合計点68.2点(Bランク)で、10年間の平均は69.0点であった。最も高かったのは第8期の76.7点で、今期は第5位であった。
・5地点すべてでBランク。5地点中の最高点は「ウインズ米子付近」の79.0点、最低点は「湊山公園」の62.2点だった。
・CODは3.1~5.2mg/Lで、最高点は西工業団地の2.9mg/Lだった。外海に近いため水質が良い結果となる傾向がある。
1.湊山公園付近
・合計点62.2点。10年間で8番目の点数。
・過去と比較して、味わう(魚介類)、触れる(感触)が最も悪く、ほかの項目は例年並みだった。
2.水鳥公園付近
・合計点62.3点。10年間で2番目に悪かった。
・過去と比較して、見る(ゴミ)・嗅ぐ(臭気)が最も悪く、ほかの項目は例年並みだった。
3.ウインズ米子付近
・合計点79.0点。10年間で2番目に良かった。
・過去と比較して、嗅ぐ(臭気)、聞く(音)が10期のうちで最も良く、その他の項目は同程度であった。
4.中海干拓地付近
・合計点70.3点。10年間で6番目の点数だった。
・過去と比較して、味わう(魚介類)が最も良く、その他の項目は同程度であった。
5.西工業団地付近
・合計点76.1点。10年間で3番目に良かった。
・過去と比較して、味わう(魚介類)が最も良く、嗅ぐ(臭気)は2番目に良かった。
モニターの感想、意見等
○調査全体について
・自分が楽しみながら地域の役に立ててうれしい。
・環境を肌で感じる良い機会となった。
・環境改善に向けて地域全体の意識が向上していってほしい。
○湊山公園付近
・ゆるやかなさざ波のラインダンスが湖面いっぱいに広がり、美しい模様だった。
・岸のゴミ拾いをしている人がいて、とてもきれいになっていた。
・透明度は高かったが、すくってみると黄色味を帯びていた。
○水鳥公園付近
・湖水は水泳をしてもいいほど透明度が高かった。
・湖上にはキンクロハジロ、ホオジロガモ等の海ガモ類が約300羽いた。
○ウインズ米子付近
・白銀の大山が太陽に照らされ輝いているのが見えた。
○中海干拓地付近
・青空の下、中海と周囲の風景が溶け込み風情のある景観だった。
○西工業団地付近
・カモが数十羽飛んできた。半島の紅葉が始まりとてもきれいだった。