防災・危機管理情報


平成30年6月定例県議会付議案に対する知事提案理由説明要旨

 本議会に提案いたしました議案は、
  予算関係   3件
  条例関係   3件
  その他の案件 2件 の 合計 8件であります。

 まず、議案第1号 平成30年度鳥取県一般会計補正予算(第1号)について、御説明いたします。

 はじめに、安全・安心の確立についてであります。
 鳥取県中部地震後空き地の目立つようになった倉吉市中心部で、商店街の集客力の向上と復興のまちづくりの拠点施設に対し、支援を行うことといたします。
 また、旧優生保護法による優生手術を受けられた方に対して、訴訟支援、同行支援など、お一人お一人に寄り添った支援を行うとともに、燃油価格が高値水準で推移していることを踏まえ、運輸事業者への低燃費タイヤの導入促進、農林漁業者への省エネ設備導入支援など、緊急に燃油高騰対策を行うことといたしました。
 更に、北条湯原道路をはじめミッシングリンク解消の進捗を図り、佐陀川をはじめ砂防・河川事業等を積極的に進めるほか、震災対策のアクションプランの見直し、原子力安全対策のモニタリングポスト整備、将来を見据えた消防体制の検討、麻しん(はしか)の予防対策などを推進することといたします。

 次に、魅力あふれる地域づくりについてであります。
 「鳥取砂丘ビジターセンター」が10月にオープンすることを契機として、砂丘観光の利便性向上に資するワンストップサービスを実施するとともに、砂丘環境保全と利活用の調和を推進する体制を県・市・国一体となって構築することといたしました。

 また、県立美術館の建設に向け、PFI事業者選定に向けた実施方針を策定することとし要求水準書の作成等を進めるほか、岡山大学惑星物質研究所やJAXAと連携して、宇宙分野における国内外のトップレベルが集結して「スペース・サイエンス・ワールド in 星取県」を12月に開催するとともに、星空保全地域における産業振興や県内中小企業の星空活用商品開発を支援することといたします。
 また、シンガポール、タイをはじめとした新規観光市場の開拓等に向けてインバウンド観光を推進するとともに、DBSクルーズフェリーを活用したロシアからの国際自動車ラリーを受入れ、海外に向け強力にアピールしていくこととしました。

 働き方改革と産業振興につきましては、働き方改革と中小企業の人材確保に向け、外部専門家を活用した経営計画・組織・業務の再構築を支援するほか、酪農の生産力を増強する畜産クラスター施設整備を支援し、「林業成長産業化地域」のソフト・ハード対策、沖合底びき網漁業の生産体制存続に向けた機器整備等を支援します。
 このほか、県産品の戦略的なアピールや観光・移住の案内拠点として、岡山県と共同で運営している「とっとり・おかやま新橋館」を次年度以降も継続していくことといたします。
 
 以上の経費などを計上いたしました結果、今回の補正予算の総額は 77億8千万円余となり、補正後の予算総額は、3,464億1千万円余となるものであります。

 このほか、看護職員が深夜に看護業務等に従事した際の夜間看護手当の額を引き上げる議案第5号 職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例などを提案しようとするものであります。

 以上、今回提案した付議案につきまして、その概要を御説明いたしました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
  

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