1.賃金 -調査産業計のきまって支給する給与(規模5人以上)が8ヶ月連続で減少-
8月の現金給与総額は、規模5人以上で246,518円となった。その名目賃金指数は87.3で前年に比べ5.2%減(うち規模30人以上では269,137円、その名目賃金指数86.6で前年に比べ2.5%減)となった。またその実質賃金指数は84.7で前年に比べ7.2%減(うち規模30人以上では84.0で前年に比べて4.5%減)となった。
現金給与総額のうち、きまって支給する給与は225,668円となった。その名目賃金指数は95.5で前年に比べ5.4%減(うち規模30人以上では252,629円、その名目賃金指数98.3で前年に比べ1.9%減)であった。また、所定内給与は212,483円、その名目賃金指数は95.4で前年に比べ5.6%減(うち規模30人以上では235,052円、その名目賃金指数は97.9で前年に比べ2.3%減)となった。
特別に支払われた給与は20,850円(うち規模30人以上では16,508円)であった。
規模5人以上の現金給与総額を就業形態別にみると、一般労働者は303,936円(うち規模30人以上では314,335円)となり、パートタイム労働者は91,763円(うち規模30人以上では103,881円)となった。
2 労働時間 -製造業の所定外労働時間指数(規模5人以上)が2ヶ月連続の増加-
8月の総労働時間は、規模5人以上で145.0時間となった。その労働時間指数は95.0で前年に比べ1.0%減(うち規模30人以上では152.5時間、その労働時間指数99.4で前年に比べ3.0%増)となった。
総実労働時間のうち、所定内労働時間は136.6時間となった。その労働時間指数は94.9で前年に比べ1.6%減(うち規模30人以上では141.8時間、労働時間指数98.5で前年に比べ1.9%増)であった。また、所定外労働時間は8.4時間、その労働時間指数は95.5で前年に比べ6.3%増(うち規模30人以上では10.7時間、その労働時間指数は113.8で前年に比べ21.6%増)であった。
規模5人以上の総実労働時間を就業形態別にみると、一般労働者は164.3時間(うち規模30人以上では165.8時間)となり、パートタイム労働者は93.3時間(うち規模30人以上では103.7時間)となった。
3.常用雇用 -調査産業計の常用雇用指数(規模5人以上)が、9ヶ月連続で減少 -
8月末の常用労働者数は規模5人以上で177,719人となった。その常用雇用指数は99.2で前年に比べ2.5%減(うち規模30人以上では90,503人、常用雇用指数96.2で前年に比べ4.7%減)であった。
また、規模5人以上の常用労働者のパートタイム労働者比率は27.1%で前年に比べ5.1ポイント増(うち規模30人以上では21.5%で前年に比べ2.6ポイント増)となった。
平成30年の夏季賞与(6~8月の「特別に支払われた給与」のうち、賞与として支給された給与を特別集計したもの)は328,037円で、前年比2.2%増となり4年ぶりの増加となった。
支給事業所数割合は91.4%で前年より2.0ポイント低下したが、きまって支給する給与に対する支給割合は1.11か月分で前年より0.05か月分上回った。
夏季賞与の産業別支給状況
区分 |
支給事業所における労働者一人平均賞与額 |
前年比
|
支給事業所数
割合
|
支給事業所に
雇用される
労働者の割合 |
きまって支給する給与に対する支給割合 |
所定内給与に対する支給
割合 |
H30 |
H29 |
H30 |
H29 |
H30 |
H29 |
H30 |
H29 |
円 |
% |
% |
% |
か月分 |
か月分 |
328,037
|
2.2
|
91.4
|
93.4
|
92.6
|
94.8
|
1.11
|
1.06
|
1.17
|
1.13
|
280,881
|
26.7
|
100.0
|
100.0
|
100.0
|
100.0
|
0.93
|
0.78
|
0.98
|
0.81
|
350,645
|
14.6
|
89.9
|
91.7
|
89.4
|
94.5
|
1.11
|
1.07
|
1.21
|
1.17
|
718,188
|
-2.1
|
100.0
|
100.0
|
100.0
|
100.0
|
1.87
|
1.66
|
2.00
|
1.83
|
889,693
|
9.0
|
85.7
|
100.0
|
85.2
|
100.0
|
2.40
|
1.74
|
2.64
|
1.98
|
262,745
|
-5.4
|
71.7
|
100.0
|
85.9
|
100.0
|
0.71
|
0.98
|
0.85
|
1.12
|
126,516
|
-28.6
|
98.8
|
99.4
|
98.2
|
98.4
|
0.59
|
0.71
|
0.63
|
0.76
|
506,014
|
4.1
|
95.2
|
81.6
|
85.9
|
85.4
|
1.46
|
1.57
|
1.50
|
1.63
|
666,498
|
20.1
|
100.0
|
81.0
|
100.0
|
66.9
|
1.96
|
1.58
|
2.13
|
1.68
|
84,894
|
72.9
|
74.3
|
92.7
|
73.7
|
89.7
|
0.47
|
0.38
|
0.52
|
0.40
|
88,057
|
-3.7
|
100.0
|
54.3
|
100.0
|
71.9
|
0.59
|
0.62
|
0.61
|
0.63
|
599,447
|
5.8
|
100.0
|
100.0
|
100.0
|
100.0
|
1.75
|
1.65
|
1.76
|
1.69
|
354,535
|
-1.3
|
91.5
|
100.0
|
97.4
|
100.0
|
1.36
|
1.15
|
1.40
|
1.21
|
328,043
|
15.3
|
100.0
|
100.0
|
100.0
|
100.0
|
1.32
|
1.09
|
1.39
|
1.15
|
144,907
|
-12.8
|
84.3
|
72.0
|
81.4
|
68.3
|
0.60
|
0.88
|
0.63
|
0.93
|
(注)
1.「支給事業所における労働者一人平均賞与額」とは、賞与を支給した事業所の全常用労働者(当該事業所で賞与の支給を受けていない労働者も含む)についての一人平均賞与支給額である。
2.「支給事業所数割合」とは、事業所総数に対する賞与を支給した事業所数の割合である。
3.「支給事業所に雇用される労働者の割合」とは、常用労働者総数に対する賞与を支給した事業所の全常用労働者数(当該事業所で賞与の支給を受けていない労働者も含む)の割合である。
4.「きまって支給する給与(又は所定内給与)に対する支給割合」とは、賞与を支給した事業所ごとに算出した「きまって支給する給与(又は所定内給与)」に対する「賞与」の割合(支給月数)の一事業所当たりの平均である。