1.賃金 －調査産業計のきまって支給する給与（規模５人以上）が９ヶ月連続で減少－
９月の現金給与総額は、規模５人以上で228,823円となった。その名目賃金指数は81.0で前年に比べ4.9％減（うち規模30人以上では253,638円、その名目賃金指数81.6で前年に比べ2.3％減）となった。またその実質賃金指数は78.3で前年に比べ7.0％減（うち規模30人以上では78.9で前年に比べて4.4％減）となった。
現金給与総額のうち、きまって支給する給与は226,861円となった。その名目賃金指数は96.0で前年に比べ5.3％減（うち規模30人以上では250,725円、その名目賃金指数97.5で前年に比べ3.0％減）であった。また、所定内給与は214,329円、その名目賃金指数は96.3で前年に比べ5.5％減（うち規模30人以上では233,835円、その名目賃金指数は97.4で前年に比べ3.3％減）となった。
特別に支払われた給与は1,962円（うち規模30人以上では2,913円）であった。
規模５人以上の現金給与総額を就業形態別にみると、一般労働者は277,396円（うち規模30人以上では295,605円）となり、パートタイム労働者は89,126円（うち規模30人以上では98,893円）となった。
２ 労働時間 －製造業の所定外労働時間指数（規模５人以上）が３ヶ月連続の増加－
９月の総労働時間は、規模５人以上で147.2時間となった。その労働時間指数は96.4で前年に比べ4.3％減(うち規模30人以上では154.1時間、その労働時間指数100.5で前年に比べ1.1％減）となった。
総実労働時間のうち、所定内労働時間は137.8時間となった。その労働時間指数は95.8で前年に比べ5.0％減（うち規模30人以上では142.5時間、労働時間指数99.0で前年に比べ2.7％減）であった。また、所定外労働時間は9.4時間、その労働時間指数は106.8で前年に比べ8.0％増（うち規模30人以上では11.6時間、その労働時間指数は123.4で前年に比べ23.4％増）であった。
規模５人以上の総実労働時間を就業形態別にみると、一般労働者は166.4時間（うち規模30人以上では168.1時間）となり、パートタイム労働者は92.2時間(うち規模30人以上では102.3時間）となった。
3.常用雇用 －調査産業計の常用雇用指数（規模５人以上）が、10ヶ月連続で減少 －
９月末の常用労働者数は規模５人以上で177,611人となった。その常用雇用指数は99.2で前年に比べ2.6％減（うち規模30人以上では90,476人、常用雇用指数96.2で前年に比べ5.6％減）であった。
また、規模５人以上の常用労働者のパートタイム労働者比率は25.8％で前年に比べ3.7ポイント増（うち規模30人以上では21.3％で前年に比べ2.6ポイント増）となった。
