見上げれば「星空」、日本海を見渡せば「漁り火」と、鳥取の夜を照らす美しい輝きを見ながら、クロマグロ、白イカ、岩ガキなど「食のみやこ鳥取県」を代表する海の幸でバーベキューなど、鳥取の自然を満喫できる季節がやってきました。
鳥取県は、日本有数の漁港を持ち、季節毎に楽しめる海の幸があるなど、以前から漁業を身近に感じることができます。このところ漁業経営体は減少していますが、ここ数年で、マサバの陸上養殖・ギンザケの養殖などの新たな取り組みが行われ、漁業環境は変わりつつあります。
今年は、2018年漁業センサスを実施します。これは、国や鳥取県の漁業の生産構造等の実態と変化を総合的に把握するために5年毎に実施される重要な統計調査です。2018年漁業センサスのうち海面漁業調査、内水面漁業調査は、平成30年11月1日現在で、流通加工調査は平成31年1月1日現在で実施し、結果は、地方交付金の算定や県・市町村の水産施策の企画立案など漁業に直結した事業に利用されます。
漁業環境は変わっても、未来永劫、鳥取の美味しい海の幸に舌鼓を打ち、鳥取の夏を楽しめるよう、調査実施に当たっては鳥取県の漁業実態の正確な把握にご協力お願いします。
本ページは、平成30年7月30 日付「日本海新聞」掲載の同題コラム(鳥取県地域振興部統計課執筆)からの再録です。