皆さんは、海で砂山をつくり、真ん中に棒を立てて遊んだことはありますか。順番でまわりの砂を取り除き、棒が倒れたら負けの簡単なゲームです。そのままの状態で放置したとしても、風などの影響によって砂山の形が変わってしまい、いずれ棒は倒れてしまうことでしょう。
その砂山の棒は、どの方向に倒れるのか。海側、陸側、近くに居るあなたの方かも知れません。何故、その方向に倒れたのでしょう。原因を知るには、誰かが観察していなければ知りえないのです。
では、倒れないようにする事を考えてみましょう。中心の棒を支えてみてはどうでしょう。山の部分を大きくしてみるのも一つの方法です。砂山をやめて、石で山をつくり堅固なものにするのも良いでしょう。いっそ海辺から違う場所に移す事もありかもしれません。
現在(いま)を知って、対策を検討し、講じてこそ、その形が続くと思いませんか。
今、日本各地で、適切な管理が行われていない空き家が問題となっています。その他にも、耐震性、バリアフリー、省エネルギーなどの住宅の性能に関することなども関心が持たれています。このような住環境の実態を調査する「住宅・土地統計調査」を10月1日現在で実施します。まもなく調査員が調査書類を配布しますので、回答をお願いします。
本ページは、平成30年9月14 日付「日本海新聞」掲載の同題コラム(鳥取県地域振興部統計課執筆)からの再録です。