これからの時期、スーパーマーケット、小売店には活きた「かに」が並びます。
総務省の家計調査による一世帯当たり年間購入数量(2人以上の世帯、平成27~29年平均)の結果から見てみると、鳥取市の「かに」の購入量は全国1位でした。全国平均は494gで、鳥取市の「かに」の購入量は2,423gと全国平均の約5倍となっており、とても身近な存在として食卓に上がっていることがわかります。ゆでる・焼くなど素材の味を楽しむ調理法から、加工食品に至るまで多種多様な食べ方ができるところも魅力となっています。
「かに」にかける思いは熱く、鳥取県は「蟹取県」として全国にPRしており、11月第4土曜日を「松葉がにの日」として制定し、なかでも「特選とっとり松葉がに五輝星」は希少性が高い「かに」としてブランド化して販売しています。先月、発行されました「ミシュランガイド京都・大阪+鳥取2019」に鳥取市のお店が掲載されたことで、今後、ますます「かに」の注目度が高まることが予想されます。
これからも身近な食品として味わうとともに、全国に自慢できる特産品として広く紹介していきたいものです。
本ページは、平成30年11月9日付「日本海新聞」掲載の同題コラム(鳥取県地域振興部統計課執筆)からの再録です。