最近、カフェなどでキャッシュレスに対応したお店を見かけることが多くなり、支払い方法のキャッシュレス化が進んでいることを実感します。
5年に一度行われる「全国消費実態調査」の平成26年の調査結果(全国)では、普段の支払い方法として、現金が一番多く82.5%、次いでクレジットカードの16.0%、電子マネーの1.5%となっています。これを5年前(平成21年)と比較すると現金での支払いは低下し、クレジットカードや電子マネーは増加となっています。
利用別にみると、電子マネーでバスを利用する人は平成21年から平成26年の5年間で、8.5%から24.8%、鉄道を利用する人は10.4%から17.7%と増えています。さらに、おにぎりやパンなどコンビニで手軽に購入できる食品にも電子マネーの利用が増加しています。5年ぶりに行われる今年の調査では、キャッシュレス利用者の大幅な増加が予想され、調査の結果が楽しみです。
10月からは消費税率が引き上げられますが、キャッシュレス決済を併用し、ポイント還元サービスなどを上手に活用していくのもいいかもしれません。
本ページは、令和元年9月26日付「日本海新聞」掲載の同題コラム(鳥取県令和新時代創造本部統計課執筆)からの再録です。