安部 朱美(あべ あけみ)さん
分野
創作人形
略歴等
創作人形分野において、試行錯誤して独自の技法を確立し、新たな世界を切り拓いてきた。人形をとおして「愛」「絆」「和み」を表現し、県内外で展示・講演活動やギャラリートークなどを精力的に行っている。また、平成20年度頃まで、20年以上にわたって創作人形教室を開き、多くの人に人形作りの魅力を伝えてきた。
平成19年に「宝鏡寺門跡人形展50周年記念人形公募展」大賞を受賞した作品≪かあちゃんよんで≫は、平成22年に国民読書年ポスターに採用される。同年からは、全国巡回展が開催され、平成29年には国立の博物館である昭和館において≪青空教室≫という作品が常設展示された。また、国内にとどまらず国外にも作品を出展し、フィリピン・モンテンルパ博物館では≪平和への祈り-アリシアと3人の愛児たち≫という作品が常設展示されている。
大山開山1300年祭に当たって「大山の大切な節目として多くの人に祝ってもらいたい」という思いから≪御幸(神輿行幸)≫を制作。交流レセプション、大山寺参道のサンセットカフェ等で展示され、現在は、米子市立山陰歴史館に常設展示されている。
大西 瑞香(おおにし みずか)さん
分野
音楽
略歴等
昭和60年から筝曲集団「綸(いと)の会」を主宰。平成18年、流派を越えて邦楽演奏家が集う和楽器集団「とっとり邦楽合奏団」を創設。公演活動のみならず、県内の小学校等において演奏やワークショップを行い、和楽器を通して若い世代への伝統音楽の継承に尽力している。
鳥取県総合芸術文化祭(とりアート)で上演された「朝日座」「倉吉・ダブルストーリー」等において作曲・演奏を担当し、このうち「朝日座」で作曲した≪米子八景≫はCD出版され、広く鑑賞されている。
全国で、筝曲のほか洋楽器とのコラボレーションなどジャンルを越えた演奏活動を展開するほか、国外での公演も行っている。特に、平成25年にフランス・サンモーリス国立音楽院からの招聘により尺八奏者 古屋輝夫氏との公演を行って以降、毎年パリで開催される「筝・尺八デュオリサイタル」に出演するとともに筝の指導に当たり、国外における邦楽の普及にも寄与している。
大学等で音楽教育に従事するほか、島根県出土の古代琴の復元・演奏や「日韓の伝統音楽教育」についての論説執筆など、様々な教育・研究活動に取り組んでいる。
令和元年11月27日(水)に表彰式を実施しました。
表彰式には、受賞者2名が出席し、平井知事から表彰状及び副賞を授与後、受賞者を代表して安部朱美氏から謝辞がありました。
1 日時 11月27日(水) 午前11時40分~正午
2 会場 知事公邸(第1応接室)
3 出席者 知事、受賞者、選考委員
選考委員
上田京子(うえだ きょうこ)氏(有識者:文芸)
福島多暉夫(ふくしま たきお)氏(写真家)
前田昭博(まえた あきひろ)氏(陶芸家)
柴山抱海(しばやま ほうかい)氏(書道家)※欠席
白石由美子(しらいし ゆみこ)氏(声楽家)※欠席
記念撮影
安部 朱美 氏
大西 瑞香 氏