各校が開発した児童生徒向けのプログラムは事業内容の中に掲載しています。
☞ 事業内容(豊かな人権文化を築く学校づくり事業)
令和2年2月21日(金)境港市立渡小学校で、保護者研修会が実施されました。この研修は、いじめの防止に向けた子どもの学び「ネットで相手に自分の考えを伝えるために大切なこと~相手を大切にするために~」を反映させた保護者向けのプログラム(当課が作成)で行われました。話合いの場面では、参加者から多くの経験談や意見が出され、この研修が非常に身近な問題であることや、学校と保護者で情報交換することが大切であるといった声が多く聞かれました。
<参加者の感想(一部抜粋)>
・やっぱり、面と向かっての会話が一番大切だと改めて感じました。親子の信頼関係を築いていくことや子どもを信じたり気にかけたりしながら、子どもたちを守っていくことが親の責任だと思いました。また、デメリットだけではなく、これからの時代に対応して、活かしていくことも考えていかなければならないと感じました。
・普段からネットの怖さを意識しつつも、これからの時代、上手にそれを使いこなすことができるように、子どもと一緒に考えていきたいと思った。ネット関係の研修は、すぐ忘れてしまうので、何度もやった方がいいと思いました。とても良い研修でした。
・他の意見を知る中で便利なツールの一つとして上手に使っていくことが大切だなと思いました。画面上だけじゃないコミュニケーションを親子で大切にしたいと思います。
・使わせないということではなく、上手な付き合い方を周りの大人が示していくことが大切なのだと感じました。(相手意識もはじめ)よりリアルを大切に・・・子どもとのやりとりを楽しんでいきたいです。
・ネットの悪さだけでなく、良さも伝えていくことが大事だと感じました。コミュニケーションは、直接会って伝える。家族の中でのコミュニケーションの大切さを伝えていけたらと思います。
<研修の様子>
・当課の指導主事が講師をしています ・ネットに関するキーワードについて意見交換です
・主体的・対話的で深い学びが進んでいます
令和2年2月9日(日)鳥取市立千代南中学校で、保護者研修会が実施されました。この研修は、当課が作成した「いじめの防止に向けた子どもの学び(良好で豊かなコミュニケーションについて考え、実践しよう)」を反映させた保護者向けのプログラムで行われました。子どもの学びと大人の学びが交流すること(学びの交流)を通して、いじめの防止等の取組を充実させることがねらいです。
県の研究指定校では、着実に学校、PTA等が一体となったいじめの防止に向けた取組が進んでいます。
<参加者の感想(一部抜粋)>
・声に出して発する言葉、文字から読みとる言葉では、状況に応じて受け取り方が違う。SNSを上手に活用することも大切だが、人と面と向かってのコミュニケーションは社会に出てからとても大切になるので、コミュニケーション能力の向上が大切だと改めて思いました。
・一つの事例についてグループで話合いを進める中で自分の意見とは違う意見も出てきたので、考え方の視点が個々で異なることを改めて感じた。普段の会話の中でも誤解をまねくような伝え方、話し方をしないように気をつけたいと思った。解らないことがあれば、そのままにせず、聞くことが大切。それが良好な人間関係を築けると思う。
・文字だけのやりとりだと微妙なニュアンスなどが伝わりにくいので言葉の選び方などを慎重にすべきと思った。周りの状況に応じて会話内容を選択すべきと思った。同じだけ情報量があるにもかかわらず、相手の気持ちの読みとり方が色々あり参考になった。
・SNSなどによる誤解の可能性は多い。手軽なツールではあるが、その根幹には普段の生活の中での信頼関係が重要である。信頼関係があれば、疑問に思ったこと、その時に聞き、誤解をとくこともできます。
・今の時代はSNSがあたりまえで、これから高校生になったとき、トラブルのないように子どもと普段から話をしながら、子どもに力をつけたいと思います。
・初めはグループに分かれて不安だったので、他の参加者も言葉が少なかったのですが、時間が経つにつれそれぞれの意見を出し合うことができました。自分では気づけない視点もあって、とてもおもしろい時間でした。
<研修の様子>
・全体の様子です ・話合いのルールを説明してます
・SNS上のコミュニケーションについての話合いが進んでいます
令和2年1月24日(金)の「豊かな人権文化を築く学校づくり事業」の研究発表では、「良好で豊かなコミュニケーションについて考え、実践しよう」をテーマに、学級活動の授業が実施されました。どの生徒も学習規律をよく守って意欲的に授業に取り組んでいました。最後の振り返りでは、人と人との架け橋となる行動をとっていこうと考える生徒が多く、学習の成果が感じられた授業でした。この後、子どもたちの学びを保護者の学びへとつなげていく(学びの交流)ために、今回の授業の内容を生かしたPTA研修が実施されます。
令和元年11月19日(火)、境港市立渡小学校にて、「令和元年度 境港市立第三中学校区人権教育研究発表会」及び「豊かな人権文化を築く学校づくり事業 授業研究会」が開催され、多くの方が参加されました。
5年1組の教室では、学級活動「ネットで相手に自分の考えを伝えるために大切なこと~相手を傷つけないために~」を行いました。児童は、「SNS上のコミュニケーションで誤解されないように自分の考えを相手に伝えるために」どのようなことが大切なのかを話し合いました。児童は、学習を通して、「友達と一緒にルールをつくる。相手に伝わるようにくわしく書く。かん違いされないように、分かりやすい言葉を使う。責任を持って、確認してから送る。実際に会って、面と向かって話す。」等を、これから実践していきたいと考えました。
<授業の様子>