令和3年10月22日(金)に、南部町立南部中学校において人権教育参観日が実施されました。5限には各学級での授業が公開され、3年生の生徒は「部落差別から考える」をテーマとした学習に取り組みました。生徒たちは資料をもとにして考えたり、話し合ったりすることを通して、部落差別やあらゆる差別に対して、当事者意識を高め、自分にも差別をなくす力があるという自覚を深めていることが伺えました。
また、6限に行われた人権講演会では、「阿波木偶箱まわし保存会(徳島県)」の3名の方々が来校され、『人権文化を考える「幸せを運んだ人形たち」』をテーマに講演と演舞をされました。全校生徒、教職員、保護者及び地域住民約150名の参加者の方々は時折、手拍子を交えながら演舞を鑑賞され、講演に熱心に耳を傾けておられました。講演会終了後には、PTA研修会が開催され、3年生の生徒が5限に学習した内容をもとにしたプログラム(テーマ:誰もが安心して暮らしていくことができる社会をつくるために大切にしたいことは?)を通して研修を深めました。参加者の方々からは以下の感想(一部)が寄せられました。
・自分の中の気づきが可視化されました。参加してよかったです。
・身近に起こりそうな話がテーマになっていて、分かりやすくてよかったです。
・改めて考えることができました。学生のとき以来です。今後もこういう研修会をお願いしたいです。
<授業の様子>
<人権講演会> <PTA研修会>
令和3年10月20日(水)の「豊かな人権文化を築く学校づくり事業」の研究発表では、人の好みや性の多様性について知り、好きなものを好きだと安心して言えるようにするためにどうしたらよいか考えていく活動を軸とした、学級活動の授業が実施されました。児童は自分の好きなものを紹介したり、先生の質問に積極的に発言したりしながら、意欲的に授業に取り組んでいました。最後の振り返りでは、友だちの好きなものを肯定的に受け止め、相手がうれしくなる声かけをしていこうと考える児童が多く、学習の成果が感じられた授業でした。その後行われた授業研究会には、指導助言者として鳴門教育大学の眞野豊先生をお招きし、性の多様性を尊重した学校づくりについてお話しをしていただきました。
<授業の様子>
<授業研究会の様子>
令和3年6月2日(水)の「豊かな人権文化を築く学校づくり事業」の研究発表では、「生かそう!自分のよさ」をテーマに、学級活動の授業が実施されました。児童のそれぞれのよさを実感するとともに、それを誰かのために生かせないか、生かすとしたらどのように生かすのかといったことを、アドバイスをしたり受けたりしながら考えをまとめていきました。自己有用感を高め、主体的な行動を促す一つのきっかけとなる学習でした。この後、今回の授業の内容を生かし、子どもたちの学びと保護者の学びをつなげる(学びの交流)PTA研修が実施されます。
<授業の様子>
<授業研究会>