本県では、国が進めるリデュース(発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)の「3R」に廃棄物の元を断つ意味であるリフューズを加えた「4R」の取組を進めています。今計画から、Renewable(再生可能資源への代替・持続可能な取組)の要素も加え、「プラスチックごみ対策」、「食品ロス削減」を中心に、県民、NPO、事業者、行政が一体となって、次の6つの観点から、より一層の循環型社会づくりの取組と、廃棄物の排出抑制による温室効果ガスの削減を進めます。
(1)プラスチックごみゼロ社会の実現
プラスチック製品の代替品への切替えや、ワンウェイプラスチックの削減により、プラスチックごみの排出抑制や再資源化を推進します。また、海岸漂着物等の回収体制を構築し、海洋プラスチックごみ対策にも取り組み、プラスチックごみゼロ社会の実現を目指します。
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<主な取組>
- プラスチック製容器包装・製品の原料切替等を推進
- ワンウェイ(使い捨て)プラスチック製品の使用削減
(2)食品ロスの削減
食品の生産から消費等に至る各段階において、日常的に大量の食品ロスが発生していることから、それに関わる様々な主体との連携を図り、余剰食品等の有効活用などの取組により、食品ロス削減を進めます。 |
<主な取組>
- 食品ロスに係る普及啓発や、事業者の取組支援
- 未利用食品を提供するための活動等の支援
(3)4R+Renewable社会の実現
製品のライフサイクル全体を通した適正な管理により、資源の有効利用が促進され、資源の性質に応じた循環利用が持続的に確保される社会を構築していくことを目指し、これまでの4Rの取組に加え、Renewableの取組(再生可能資源への代替、持続可能な取組)を推進します。 |
<主な取組>
- 古紙等のごみ分別の徹底による発生抑制の取組を強化
- 高齢化等の地域の実情に応じた取組の支援
(4)廃棄物系バイオマス・未利用資源等の利活用
生ごみ等食品廃棄物や木質系廃棄物、下水汚泥、家畜排せつ物など、日々大量に発生する廃棄物系バイオマスやこれまで未利用だった廃棄物資源の有効な利活用を行い、循環型及び低炭素型社会の構築を目指します。 |
<主な取組>
- 食品廃棄物や木質バイオマス等の利活用促進
- 未利用の廃棄物資源の状況を調査、活用方法を検討
(5)資源循環産業の振興
県内企業のリサイクル新技術・製品開発や事業化の支援等を行い、新たなリサイクルビジネスの創出や拡大を図ります。また、少子高齢化・過疎化に伴う人口減少を踏まえ、地域社会が持続していくには、経済発展と社会的課題の解決を両立する社会の構築が必要であり、先端技術を活用し、資源循環を促進する産業の生産性向上に努めます。 |
<主な取組>
(6)廃棄物の適正処理体制の確立
市町村等の関係機関と連携して、不適切な廃棄物や不用品の処理の監視を徹底するとともに、県民への注意喚起により、適正な資源のリサイクル推進を図ります。また、優良な処理業者等の育成や廃棄物処理施設等に対する監視指導を徹底するとともに、不法投棄の撲滅や災害に備えた廃棄物処理体制の充実に努めます。 |
<主な取組>
- 電子マニフェストの普及等による廃棄物の適正処理の推進
- 災害に備えた廃棄物処理体制の確保
処理計画(素案)に関するパブリックコメント等の実施結果は次のとおりです。