グラウンド・ゴルフなど4競技
2021年5月にアジアで初の開催となる「ワールドマスターズゲームズ2021関西」。概ね30歳以上なら誰でも参加できる、世界最大級の生涯スポーツの祭典だ。関西圏域を中心に、鳥取県も「グラウンド・ゴルフ」「アーチェリー」「柔道」「自転車」と4競技が開催される。
グラウンド・ゴルフは湯梨浜町が発祥のスポーツで、今大会で初めて競技に組み込まれた。地元と県がタッグを組んで聖地化を進めており、モンゴル、中国などアジア圏で競技者が増加中。今大会を契機に世界中に競技人口を増やすことが期待される。一方、柔道は前々回大会以来の復帰競技の一つ。メダル獲得を目指して鍛錬を続ける世界の柔道家と手合わせできる。
2月1日のエントリー開始早々に、多くのカテゴリーで定員に達したのがアーチェリー。キャンセル待ちが出ている世界の人気競技だ。自転車も同様に、すでに定員に達したカテゴリーがあり、各競技の愛好家が大会参加を心待ちにしていることがうかがえる。鳥取県内では競技人口が少なくても、世界目線ではメジャーな競技が県内開催を占めている。
「今回あった競技が、次回大会も実施されるとは限らないのがこの大会。関心のある競技種目があれば、ぜひ早めに申し込みを」と大会組織委員会広報・報道課長の中村大樹さん。選手で出る、観客として観る、ボランティアスタッフで支える。どんな形でも多くの人に財産となる経験を残してくれそうだ。
鳥取県内で開催される4競技。中には定員に達し、キャンセル待ちの競技もある。
2020年8月15日(土) 新日本海新聞掲載