「食パン」は、最近では全国的な高級食パンブームなどで食べる機会も増えてきたのではないでしょうか?
下のグラフは全国及び鳥取市の「家計調査」二人以上の世帯における1世帯当たり年間の「食パン」、「牛乳」の購入数量の推移を表したものです。全国は、「食パン」がゆるやかに増加、鳥取市は「食パン」、「牛乳」のどちらも令和元年結果で全国1位でした。「食パン」は平成30年から2年連続です。他にも、「卵」は購入数量で全国1位、「マーガリン」は全国2位、「コーヒー」は全国3位と、朝食の食材や飲み物として思い浮かべるものが上位となっています。
「平成28年社会生活基本調査」の結果によると、「食事時間」は男女ともに全国2位の短さとなっており、「家事時間」は前回の全国10位から26位と短くなっています。限られた家事時間において、手早く準備しやすい「食パン」が好まれる傾向にあるのではないでしょうか?一方、増加傾向にある「休養等自由時間活動」の中でも、特に「テレビ・ラジオ・新聞・雑誌」が前回の全国18位から3位と長くなっています。
生活スタイルの移り変わりによって、食生活も変化していることが窺えます。今後も、統計を通して繋がりを調べていきたいですね。
(資料)総務省「家計調査」
本ページは、令和2年9月18日付「日本海新聞」掲載の同題コラム(鳥取県令和新時代創造本部統計課執筆)からの再録です。