さらなる準備へ再スタート
今年、鳥取県を含む関西一円で開催予定だった世界最大級の生涯スポーツの国際競技大会「ワールドマスターズゲームズ(WMG)2021関西」が、2022年に延期になった。開催時期などを1年後にスライドした日程で、再び世界のスポーツ愛好家の集結を待つ。
新型コロナウイルス感染症の対応に全世界が追われていた昨年10月、日本の大会組織委員会が、国際マスターズゲームズ協会(IMGA)へ延期を打診。11月に延期が承認された。日程については、22年の秋開催も模索されたが、他の世界大会の日程調整が進んだこともあり、今年1月、22年5月13~29日への延期が正式決定。各会場でさらなる準備を整えるため、再スタートした。
「アーチェリー」「グラウンド・ゴルフ」「自転車」「柔道」の4種目が行われる鳥取県でも再び大会準備を開始。会場を押さえ直したほか、すでにエントリーした選手の調整作業、各所への案内などを進めている。
高校生以上が対象の、大会を支えるボランティアの募集も続行中だ。条件付きだったポロシャツやサコッシュ、タオルなどのボランティアへの支給グッズも、全ボランティアへの配布に変更。応募への意欲を促す工夫を行っている。
大会事務局の西小路聡さんは「1年延期になったが、その分、しっかり準備できると捉えたい。選手としての参加、ボランティアや応援など、県民の皆さんにも一緒に盛り上げてもらえたら」と話している。
大会日程の変更を知らせるポスター。2022年へ向けて再スタートだ
2021年3月26日(金) 新日本海新聞掲載