大山乳業、普及所、家畜保健衛生所が連携し、暑熱対策プロジェクトを発足しました。乳牛は暑さに弱く、夏場の乳量低下・品質低下が課題となっています。そのため暑熱対策として、牛舎内における扇風機の設置や屋根の2重構造化などの取り組みが進んでいます。
プロジェクトでは、地域ごとにチームで各農家を巡回し、扇風機が効果的に機能しているか、設置場所・角度・方向に問題はないか等をチェックし、牛に風が当たってない場合には、換気扇の取付支援、設置場所の調整等を行いました。
今後は、対策を実施した牛舎で、どれだけの暑熱効果が上がっているかを検証するために、温湿度の計測、対策前と後の乳量・乳質等の調査を実施し、暑熱対策マニュアルの充実を図ります。
<牛体に届く風量の測定> <換気扇の取付支援>
<暑熱対策の一つ:2重構造屋根> <換気扇の向き・角度の調整>