大会ボランティアを募集
世界最大級の生涯スポーツの祭典「ワールドマスターズゲームズ2021関西」には、世界各国のスポーツ愛好家が参加する。鳥取県内では4競技が繰り広げられるが、運営には約800人のボランティア登録が必要。大会事務局は運営をサポートし、盛り上げるスタッフとして高校生の参加を歓迎している。
現在の申し込み者数は約250人。大半は20歳以上の社会人だが、県は独自に高校生まで対象年齢の幅を広げ、県内の高校へチラシを配布するなど積極的にPRしている。主な活動内容は大会期間中の交流拠点として、JR鳥取駅前風紋広場に設ける「マスターズビレッジ」での大会受付や、各競技会場での補助業務など。外国語が話せなくても参加でき、事前研修も予定している。申し込み締め切りは12月末。
高校生の申し込みも徐々に増えている。鳥取マラソンのボランティア経験のある鳥取東高2年の堀藍美さん(17)は「人とのコミュニケーションが好き。外国の方との会話は勉強になりそう。高校生活にもつなげられたら」と待ち望む。鳥取工業高2年の浜田若奈さん(17)は「貴重な体験になると思うので楽しみ。当日役立ちそうな英語は調べておきたい。鳥取はいい所だと思ってもらえるように笑顔で接する」と意気込む。
大会にはイギリスやスペインなど、30カ国以上の国からエントリーがある。大会事務局の西小路聡さんは「世界の人と触れ合えるめったにない機会。鳥取流のおもてなしで一緒に大会を盛り上げてほしい」と話す。
大会を盛り上げようと意気込む浜田さん(左)と堀さん
2021年9月18日(土) 新日本海新聞掲載