アンケートによる質問と回答
Q1 HPVワクチンは3回打てばもう一生打たなくていいのですか。
【回答】
3回のワクチン接種で少なくとも10年間は効果が維持されることがわかっています。時間経過で抗体価は下がりますが、現時点で例えば10年後に追加接種をしたほうがよい、というデータはありません。
ワクチン接種とがん検診の併用が重要なので、がん検診も定期的に受診していただくようにお願いします。
Q2 HPVワクチンについて(10から26歳で強く勧めるとなっているが)なぜ10歳という早 年齢なのか、小学4年生ぐらいで将来の性交渉に効果がありますか。
【回答】
現在、定期接種の対象は小学6年生~高校1年生の女子です。HPVワクチンは性交渉を経験する前に接種することが、効果の面でとても重要なためこの年齢が設定されています。ワクチンの効果は少なくとも10年間は維持されるので、将来にも効果があります。また、思春期にワクチン接種することで最も効果的に免疫を獲得できるということもわかっています。
HPVワクチンについてわかりやすくまとめられているサイトはこちらです。参考にしてください。(https://minpapi.jp/info/)
Q3 がん検診結果による精密検査受診と症状があることによる自主的受診の場合の医療費の取り扱いについて教えてください。
【回答】
当院では、がん検診等の結果により精密検査受診の指示を受けて受診される場合は、初診時選定療養費(他の医療機関からの紹介状がない場合に必要となる追加の医療費)は請求しません。一方、なんらかの症状がありかかりつけ医等からの紹介状なしに当院を受診された場合は、初診時選定療養費をご負担いただきます。ただし、状況によりご負担の有無が変わる場合があります。ご不明な点は、当院(医事課)までお問い合わせください。
Q4 子宮体がん検診はどのような検査が行われますか。
【回答】
子宮内に器具を入れて子宮内膜を採取する子宮内膜細胞診検査を行います。対象は、6か月以内の不正出血のあるものや経腟超音波検査で子宮内膜肥厚を認めるものなどであり、診察した医師が検査の必要性を判断します。子宮内の検査なので痛みを伴うことがありますが、子宮体がんが早期発見されるメリットがある検査です。医師とよく相談の上、検査を受けてください。
Q5 検診を受ける施設は変えない方がよいですか。
【回答1】(乳がん)
同じ施設で乳がん検診を受けていただくと、過去の画像との比較が可能になります。前回からの変化がないことが確認できることで要精検にならない場合があったり、逆に、病変が認識でき、診断しやすくなる場合もありますので、より精度の高い診断につながります。この点をご理解いただいた上で、検診施設を選ぶことをお勧めします。
【回答2】(子宮頸がん)
子宮頸がんを早期発見する(異常な細胞を見つける)という意味では、どの施設で検診を受けても大きな違いはありません。ただし、超音波検査で子宮筋腫や卵巣腫瘍などを指摘されている場合、同じ施設であれば過去の検査結果等との比較ができますので、その点では検診を受ける施設は変えない方がよいと言えます。
日時
令和5年9月24日(日) 午後1時30分~3時30分 (受付開始午後1時)
会場
倉吉交流プラザ2階視聴覚ホール(倉吉市立図書館の2階)倉吉市駄経寺町187-1
その他
参加費無料/定員100名/手話通訳あり/出前図書あり
予約方法
9月21日(木)までに下記お問合せ先へお申し込みください。
メール・FAXの場合は、件名を「健康公開講座申込」とし、内容に氏名(ふりがな)を明記してください。
(座席に限りがあります。当日参加も可能ですが、事前にご予約いただいた方を優先とし、定員に達したらお断りする場合があります。)
お問合せ先・申込先
[宛 先] 厚生病院 事務局 経営課企画担当
[メール] kouseibyouin@pref.tottori.lg.jp
[FAX] 0858-22-1350
[TEL] 0858-22-8181
チラシ
健康公開講座「がん検診~女性の受診率を上げよう!~」チラシ (pdf:1168KB)
講演内容
座長 厚生病院副院長 西江 浩
講演1 「乳がん検診」 厚生病院胸部外科医長 大田 里香子
講演2 「マンモグラフィー検査」 厚生病院中央放射線室診療放射線技師 長谷川 千夏
講演3 「子宮がん検診」 厚生病院産婦人科部長 木山 智義
講演4 「子宮頸がんとHPVワクチン」 厚生病院産婦人科医長 森山 真亜子
主催
鳥取県立厚生病院
共催
倉吉市教育委員会
後援
鳥取県健康対策協議会 ( 公社)鳥取県医師会 ( 公社)鳥取県中部医師会 ( 一社)鳥取県歯科医師会 ( 一社)鳥取県診療放射線技師会
(一社)鳥取県臨床検査技師会 鳥取県細胞検査士会 ( 一社)鳥取県薬剤師会 ( 公社)鳥取県看護協会 ( 一社)鳥取県理学療法士会
倉吉市 三朝町 湯梨浜町 琴浦町 北栄町 ( 公財)鳥取県保健事業団 ( 株)新日本海新聞社
アンケートによる質問と回答
Q1 悪液質症候群と胃ろうについて
【回答】
悪液質症候群とはさまざまな機能障害・代謝異常により体重減少(筋肉量減少)、食欲低下などの症状をもたらす合併症です。進行がんだけではなく心臓病・腎臓病・慢性閉塞性肺疾患などでも起こることがあり、がんが原因のものを「がん悪液質」と呼びます。体力がなくなってくると栄養や水分を受け止める力も弱くなり無理に栄養や水分を入れると受け止められず(栄養回復されず)、それが逆に身体への負担(全身浮腫、胸水・腹水貯留など)になることがあります。どのような病状だったか詳細は分かりませんが、点滴で栄養補給をされていたようであり栄養経路を変更(胃ろうへ変更)してもそれほど効果に違いはなかったように思われます。また食事が摂れない原因はいろいろありますが終末期での悪液質症候群が原因であればどのような経路での栄養補給を行ったとしても栄養回復は難しかった可能性はあります。(悪液質にも重症度により3つのステージがありステージによっては栄養療法も効果ありますが全身状態が悪く予想される生存期間が短ければ栄養療法の効果は見込めないです)
Q2 厚生病院ではない(米子や鳥取などの)病院で診療中でも厚生病院のがん相談センターは利用できますか。
【回答】
他院通院中の方も、誰でも、厚生病院のがん相談支援センターを利用することができます。また、厚生病院以外のがん相談支援センターも、どなたでも利用できます。遠慮なくご相談ください。
Q3 がん保険は必要だと思いますか。
【回答】
一般論となりますが、がんにかかる確率、がんでお亡くなりになる確率を考えますと、いざという時のために(保険はなんでもそうですが)保険に入っておかれれば特に経済面では大変役立つように思います。
日時
令和5年6月25日(日) 午後1時30分~3時30分 (受付開始午後1時)
会場
倉吉交流プラザ2階視聴覚ホール(倉吉市立図書館の2階)倉吉市駄経寺町187-1
参加費
無料
予約方法
メール、FAXのいずれかで氏名を記載し、6月22日(木)までにお申し込みください。座席に限りがあります。
当日参加も可能ですが、事前にご予約いただいた方を優先とし、定員に達したらお断りする場合があります。
[メール]kouseibyouin@pref.tottori.lg.jp
[FAX]0858-22-1350
講演内容
座長 厚生病院医療局長 西江浩
講演1 「緩和医療と終末医療」 厚生病院内科医長 矢野 民雄
講演2 「もし、がんになったら…~がん相談支援センターより伝えたいこと~」
厚生病院がん相談支援センターがん性疼痛看護認定看護師 尾添有花里
厚生病院がん相談支援センターがん化学療法看護認定看護師 杉本 咲月
手話通訳あり
主催
鳥取県立厚生病院
共催
倉吉市教育委員会
後援
鳥取県健康対策協議会 ( 公社)鳥取県医師会 ( 公社)鳥取県中部医師会 ( 一社)鳥取県歯科医師会 ( 一社)鳥取県診療放射線技師会
(一社)鳥取県臨床検査技師会 鳥取県細胞検査士会 ( 一社)鳥取県薬剤師会 ( 公社)鳥取県看護協会 ( 一社)鳥取県理学療法士会
倉吉市 三朝町 湯梨浜町 琴浦町 北栄町 ( 公財)鳥取県保健事業団 ( 株)新日本海新聞社
チラシ
健康公開講座「がんと共に生きる」チラシ (pdf:489KB)
お問合せ先
厚生病院事務局経営課 電話 0858-22-8181
アンケートによる質問と回答
令和5年3月5日健康公開講座の質問と回答 (pdf:189KB)
日時
令和5年3月5日(日) 午後1時30分~3時30分 (受付開始午後1時)
会場
倉吉交流プラザ2階視聴覚ホール(倉吉市立図書館の2階)倉吉市駄経寺町187-1
参加費
無料
予約方法
メール、FAXのいずれかで題名を「健康公開講座申込」として氏名・連絡先を3月2日(木)までに次へお知らせください。
(申込なしの当日参加も可能ですが、定員(80名)がありますのでなるべく事前にお願いします。)
[メール] kouseibyouin@pref.tottori.lg.jp
[FAX] 0858-22-1350
講演の内容
座長 厚生病院医療局長 西江浩
講演1 「胃がんの内視鏡治療について」 厚生病院消化器内科部長 野口直哉
講演2 「胃がんの腹腔鏡手術について」 厚生病院消化器外科部長 鈴木一則
講演3 「胃がんの手術後の栄養療法について」厚生病院栄養管理室長 舩原千恵子
手話通訳あり
主催
鳥取県立厚生病院
共催
倉吉市教育委員会
後援
鳥取県健康対策協議会、公益社団法人鳥取県医師会、公益社団法人鳥取県中部医師会、 一般社団法人鳥取県歯科医師会、一般社団法人鳥取県診療放射線技師会、 一般社団法人鳥取県臨床検査技師会、鳥取県細胞検査士会、一般社団法人鳥取県薬剤師会、 公益社団法人鳥取県看護協会、一般社団法人鳥取県理学療法士会、公益財団法人鳥取県保健事業団、 株式会社新日本海新聞社、 倉吉市、三朝町、湯梨浜町、琴浦町、北栄町
チラシ
健康公開講座「からだにやさしい胃がんの治療」チラシ(pdf:775KB)
お問合せ先
厚生病院事務局経営課 電話 0858-22-8181 ファクシミリ 0858-22-1350