多様化する県民の意見を県政に反映させるため、「とっとり若者広聴レンジャー」に任命した若者グループ(4名×2グループ)が県民から様々な意見を聴き取ってとりまとめた地域の課題解決策の提案を受けました。
1 事業概要
(1)若者広聴レンジャー及び取組テーマの概要
グループ名
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メンバー
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取組テーマ・主な広聴活動実績
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DION
(ディオン)
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鳥取東高等学校
(生徒4名)
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鳥取県にUターンする人を増やすには
・公益財団法人ふるさと鳥取県定住機構へのヒアリング(I・J・Uターンをした職員に鳥取県の魅力を聞取り)
・県ふるさと人口政策課へのヒアリング(移住定住政策、県外進学した学生等に鳥取の旬な話題や就活情報等を配信する県公式アプリ「とりふる」の活用状況)
・地域おこし協力隊へのヒアリング(移住者から見た鳥取県の魅力と課題)
・鳥取大学、県内高校の生徒にアンケート実施(県内就職希望等の意識調査)
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チームしろにゃん
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鳥取大学(学生4名)
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地域における情報格差をなくすために若者ができること
・携帯電話会社へのヒアリング(高齢者向けスマホ教室の実施状況等)
・「高齢者のためのスマートフォン教室」視察、参加者へのヒアリング
・(社福)鳥取市社会福祉協議会「趣味の教室」参加者へのスマホ利用アンケート実施
・東京都渋谷区役所への電話ヒアリング(スマホ貸出事業実施状況)
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(2)活動の経過
・6月25日 応募のあったグループの中から2グループを若者広聴レンジャーに決定
・8月~1月 広聴活動、提案の検討
・10月15日 第1回広聴レンジャー会議(関係課との意見交換等)
・12月15日 第2回広聴レンジャー会議( 同上 )
・1月26日 提案報告会(オンラインにより地域づくり推進部長への報告を行った。)
2 提案の概要
グループ名
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提案の概要
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DION
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「鳥取県にUターンする人を増やすには」
・高校生が鳥取の魅力を思考・広聴・体験して、自分で好きと思える鳥取県のリアルな情報をSNSで主体的に発信する仮称「鳥っ子部」(部活)を高校に新設し、鳥取県への関心を高めて将来的なUターンを促進する。
・鳥っ子部を新設した県内の高校で1つの鳥っ子新聞を作成し、県内外に配布して多くの人に鳥取県への関心を高めてもらう。また県の公式アプリ「とりふる」と連携し、鳥取県民に「とりふる」と「鳥っ子新聞」をPRして双方の認知度アップにつなげる。
・DIONは、鳥っ子部の新設に向けて鳥取東高校でまずは愛好会を立ち上げ、試行的に活動を始めたい。
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チームしろにゃん
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「地域における情報格差をなくすために若者ができること」
・コロナ禍でICT(情報通信技術)の重要性が増す中で、スマホを活用したいと思っているものの使用に不安を抱えている高齢者が多く、高齢者に寄り添った継続的な支援により、高齢者がICTを活用しやすい機会の提供が重要である。
・このため、スマホに興味や利用希望のある高齢者にスマホを貸し出したり、孫世代にあたる学生と行政がタッグを組み、スマホに関する不安や困りごとに対応する高齢者向けの相談会や活用講座を定期的に開催する。
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3 今後の予定
いただいた提案は、事業実施の参考にするほか、今後の予算要求等への反映を検討していく。