快適な住まいで環境にやさしく健康的な生活を―。既存住宅の断熱性能を向上させる省エネ改修の助成制度が、7月からスタートします。予算や必要性に応じて3つの改修パターンごとに支援。豊かな住生活の実現を推進します。
鳥取県では2020年から、独自の高断熱・高気密住宅の基準を満たす新築住宅「NE‐ST」の認定を始めました。ネストの申請は3月末現在で240件に上り、2030年までには全ての新築住宅でネストが標準仕様になることを目指しています。
一方で、県内の既存住宅の9割以上が国の省エネ基準を下回っている現状から、新たに住宅改修の性能基準を創設。登録事業者が設計・施工した改修住宅に、「健康省エネ住宅改修等支援事業」で最大150万円を支給します。
全面改修で断熱性能などの基準を満たす住宅「Re NE‐ST」と、普段使用する部屋に限定した「ゾーン改修」、窓など熱が逃げやすい場所のみの「部分改修」が対象。県産材使用を推進する「住まいる支援事業」の併用で、さらに最大50万円の補助も可能です。
住宅改修で省エネによる光熱費削減はもちろん、病気のリスク抑制や住宅の長寿命化など多くのメリットが期待されます。
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