6月は環境月間です。環境問題は、ごみ問題をはじめ私たちの日々のくらしや社会活動と密接に関係しています。
ごみを減らすための取組として、Reduce(リデュース、工夫してごみを減らす)、Reuse(リユース、再使用する)、Recycle(リサイクル、資源として再生利用する)の3Rは、広く知られていると思いますが、鳥取県では、Refuse(リフューズ、不要なものは断り、ごみを出さない)Renewable(リニューアブル、プラスチック類の代替品への切替えなど)を加えた、4R+Renewableに取り組んでいます。
そこで今日は、鳥取県のごみの状況について見てみましょう。
鳥取県のごみ排出量とリサイクル率の推移を見てみると、1人1日あたりのごみ排出量は2011年から全国平均を上回り、特に2019年は全国第4位の排出量となりました。一方、リサイクル率は2009年から全国平均を上回り、2017年は全国第1位、2018年から2020年は全国第2位となっています。鳥取県では、1人当たりのごみ排出量は多いが、多くのごみがリサイクルされているといえるでしょう。とはいえ、ごみの量が多いことは事実。排出されるごみには、リサイクルが容易でない生ごみなども含まれるため、排出量を減らすために、日々の食事で「食べ残しをしない!」、食料品は「必要な分だけ買う!」よう心がけて、食品廃棄(フードロス)を防ぐなど、私たちも日々の生活で意識し実践したいものです。引き続き鳥取県では、みなさんと一緒にさらなる環境立県を目指してまいります。
本ページは、令和4年6月22日付「日本海新聞」掲載の同題コラム(鳥取県令和新時代創造本部統計課執筆)からの再録です。