たん吸引や胃ろうでの栄養摂取など医療的ケアが必要な子どもや家族を支える「医療的ケア児等支援センター」が6月に開設され、身近な地域で相談や支援が受けられるようになりました。
医療的ケア児の家族は、子育ての見通しが立たない、緊急時の預け先がないなど、さまざまな不安を抱えています。
同センターでは県内3カ所に窓口を設置。看護師や理学療法士などが「医療的ケア児等支援マネージャー」としてセンター長である医師と共に相談支援にあたり、関係機関と連携を取りながら細やかに対応します。県立療育機関や市町村、学校といった関係機関をつなぎ、調整する役割も担います。
医療的ケア児の支援者養成研修や、保育所・学校等への受け入れ支援なども行い、子どもと家族が安心して生活できる地域を目指します。
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