パブリックコメントで県民の皆様から頂いたご意見などを踏まえ、令和4年9月9日に「鳥取県立夜間中学コンセプト」を決定しました。
鳥取県立まなびの森学園(夜間中学)コンセプト (pdf:1140KB)
鳥取県立夜間中学コンセプト
◆目指す学校の姿
「いろとりどり[色鳥取]に、ともに自分らしく学ぶ」※
県立夜間中学は、世代や国籍、これまでの学びの経験の違いなどを超えた、さまざまな人たちの思いや考え方にふれ、ともに学び合うことをとおして、自分らしい学びを実感できる学校です。
安心して中学校の学びにチャレンジしたいと願う方のため、3つの「よろこび」を実現する教育活動を行っていきたいと考えています。
◆県立夜間中学3つのよろこび
(1)「学ぶ」よろこび
- 生徒一人ひとりの願いや、これまでの学びの経験に合った学習計画を立てて学びます。
- 「学びたい気持ち」に先生がしっかり寄り添い、安心して質問ができ、何度でも説明してもらうことができます。
- 教科や学年の枠を超えて学び合ったり、パソコンやタブレットを使ったりして、一人ひとりの「わかった」「できた」が大切にされます。
(2)「つながる」よろこび
- ともに学び合う仲間とのつながりを大切にし、お互いの存在を認め合い、安心して生活することができます。
- 学級活動や遠足などの行事を行いながら、語り合い、力を合わせ、ともに楽しみます。
- 生徒同士、先生と生徒だけでなく、地域の方をはじめ学校外のさまざまな人とも出会い、つながり合います。
(3)「社会の中で生きる」よろこび
- 鳥取の歴史や文化などにふれる体験的な学びから、「ふるさと鳥取」に生きるよろこびを実感します。
- 自分のペースに合わせたさまざまな学びを積み重ね、高校などへの入学や働くために必要な力と自信がつきます。
- 安心して学ぶことができる環境の中で、ともに成長し、卒業の先にある夢や目標に向かっていきます。
※いろとりどり[色鳥取]とは・・・
鳥取県が目指す夜間中学は、ダイバーシティ(多様性)を生かした学び合いの中で、引きこもりの方や外国籍の方などが社会(ふるさと鳥取)とつながることを後押しするなどの役割を持っています。
いろとりどり[色鳥取]とは、「ふるさと鳥取」の中で、いろんな色(国籍、性、年齢、学習歴など、さまざまな事情や背景などを含めた個性)を出しながら「のびやかに学んでいこう」、「社会(ふるさと鳥取)とつながりを 持ちながら次の未来にはばたいていこう」というメッセージを込めています。