令和4年12月定例県議会 追加付議案に対する知事提案理由説明要旨
これより、本議会に追加提案いたしました議案第23号 令和4年度鳥取県一般会計補正予算(第7号)につきまして、その概要を御説明申し上げます。
まずもって、この度鳥インフルエンザの被害にあわれた養鶏場関係者に対しまして、改めて謹んでお見舞い申し上げます。
12月1日未明、本県で初めてとなる陽性確定後直ちに、鳥取県をあげて、感染拡大防止のため、国と連携して家畜伝染病予防法に基づく対策を迅速に講じてまいりました結果、12月3日には11万羽すべての殺処分が終了し、本日、発生農場における汚染物焼却・消毒などの防疫措置の完了を目指します。迅速な防疫措置に御協力いただきました養鶏業者、自衛隊、JA、建設業協会、トラック協会はじめ関係者の皆様に対し、心から感謝申し上げます。
これらの防疫措置を執行したほか、更なる感染拡大を阻止するため制限区域等を出入りする車両消毒を徹底するとともに、全県を対象に、家畜等への感染を予防するため、農場の防疫措置の徹底や監視を強化し異状個体への検査等を実施します。また、鳥インフルエンザ発生農場の損失支援対策、影響を受ける養鶏農家や関連事業者への融資等経営支援、食の安全・健康に関する相談体制整備、県産鶏卵・鶏肉の風評被害対策など必要な事業を緊急に講じてまいります。
以上の防疫措置などに必要な事業費は合計7億円であり、補正予算追加後の総額は4,333億7千万円余となるものであります。
なお、今次の鳥インフルエンザ対策は迅速に執行する必要があるという事情を御賢察賜り、先議に付していただきますよう謹んでお願い申し上げます。
よろしく御審議のほどお願いいたします。