近頃は人生百年時代と言われ、余暇の時間も増えていくものと思います。そういった人々の1日の生活、また年間の自由時間の使い方を調査するのが5年ごとに実施される社会生活基本調査です。令和3年調査では、鳥取県における10歳以上の人で過去1年間にスポーツを行った人の割合(行動者率)は61.2%で全国36位という結果でした。種類別に見てみると、以下の3種類においては行動者率が全国を上回る結果が出ました。「グラウンドゴルフ4.1%(全国3位)」、「バレーボール4.5%(全国4位)」、「水泳6.5%(全国5位)」。特にグラウンドゴルフは75歳以上の年齢層の割合が12.2%と、2位の島根県(9.9%)を大きく引き離し、グラウンドゴルフ発祥の地の面目躍如の結果でした。
グラウンドゴルフは、ルールも簡単で気軽に楽しめ、また歩いたりスコアをつけたりと、高齢の方にも適度な運動と認知機能の維持にも役立つことが、75歳以上の率の高さに繋がっていると思われます。令和6年度開催の第36回全国健康福祉祭(ねんりんピック)とっとり大会では、発祥の地「泊」(湯梨浜町)が競技会場に決定しています。皆さん、ねんりんピックを目指して、これからグラウンドゴルフを始めてみてはいかがでしょう。
本ページは、令和5年3月17日付「日本海新聞」掲載の同題コラム(鳥取県令和新時代創造本部統計課執筆)からの再録です。