車いすの障がい者、足腰の悪い高齢者、買物難民やベビーカーを押すママなど、移動に困難を抱えている方が、気軽に地域交通を利用できる環境を目指し、鳥取県と日本財団はユニバーサルデザインタクシーの導入、またそれに伴う運転手の育成、交通環境の整備を実施します。
今回はその第1弾として、2016年4月1日(月)に、移動に困難を抱える方へ向けたタクシー乗車時の接遇について学ぶ、ユニバーサルドライバー研修を開催しました。
このユニバーサルドライバー研修は、鳥取県では初開催。当日は、鳥取県東部地域のタクシー会社14社から、選ばれた2名ずつの合計28名が参加し、移動困難者への気配り、心配りといった配慮、またその対応等の接遇について、 学びました。
障がい者を取り巻く環境、現在の実情、今後の社会の動きについて説明
(発表者:株式会社ミライロ 垣内 俊哉 代表取締役)
鳥取県における障がい者当事者の現状や想いについて説明
(発表者:社会福祉法人アシード障害者生活支援センターすてっぷ 光岡 芳晶 所長)
本研修では、グループワークを通じて、車いすの方々への対応等を議論し、発表を行うことで、自分自身で課題に気付くためのセッションも実施しました。
グループワークの議論した内容を代表者が発表
座学の後は、実際に車いすを使った実習に移ります。
車いす対応や、ユニバーサルデザインタクシーへの乗り込みなど、本研修を通じて今後のユニバーサルデザインタクシーの運転に備えました。
段差を超える際の車いす対応の実習