2016年7月22日、鳥取県日南町多里地区にて、地域課題と解決策を考えるワークショップを開催しました。約50名くらいの方に参加いただき、中学生からご高齢の方まで、幅広い顔ぶれとなりました。
ワークショップファシリテーターは富士通研究所の原田氏にお願いをし、「日南町多里地区の棚卸し」というテーマで7グループくらいのテーブルに分かれて話し合いが行われました。
開始が18時30からということもあり、地元の女性グループの方々が軽食をご用意くださいました。美味しいものを食べながらの方が会話も弾みます。
日南町は、人口5,000人あまり。高齢化率が47%を超える勢いで進行しています。地域生活を支えていく上で必要な交通インフラや医療等、様々な課題が浮かび上がりますが、今回のワークショップでは、(1)Keep「今のまま続けたいこと、残したいもの」(2)Problem「解決したい課題、改善したいこと」、(3)Try「新たにチャレンジ、トライしてみたいテーマ」という3つのカテゴリーに分け、参加された方に考えて頂きました。
出されたアイディアをグループ内でシェアした後、席替えタイム。お互いに考えたアイディアを見せ合いながら、同じアイディアを持った仲間を見つけ、新しいグループを作ります。
グループから出てきた新しいアイディアを整理。
雇用の場を創出したり、ざっくばらんに話し合える場を作ったりと、様々なアイディアが出されました。中でも面白かったのは、住民が先生となって日南町の自然を教える学校のようなものを作ろうというアイディア。日南町は、希少動物の「おっさんしょうお」がたくさん生息しているなど、豊かな自然資源に恵まれた土地でもあります。こうした自然資源を活用した、新しいまちづくりの芽が芽吹きつつあります。