8月19日に開催された第1回鳥取県中山間地域活性化連続セミナーの記録を掲載します。
ダウンロード:第1回鳥取県中山間地域活性化連続セミナー記録(PDF)
※このセミナーは終了しました。
【開催趣旨】
中山間離島地域をはじめとする過疎地域等では、「市場の失敗」と「行政の限界」により、「新たな公(新しい公共)」の重要性が叫ばれて久しい状況です。しかし、経済的に自立した組織・仕組みの確立は容易ではなく、全国各地で試行錯誤の取組が行われています。
その中で、一部地域では、住民等が出資し、会社やNPO等を立ち上げ、地域に必要となるサービスを賄っている事例が見られています。本セミナーでは、こうした先進事例を学び、鳥取県内の中山間地域での適用可能性の検討、鳥取県の中山間地域のあるべき姿を考えるきっかけとしたいと思います。
【開催概要】
日時:平成28年8月19日(金) 19時~21時
会場:とりぎん文化会館 第2会議室
内容:
(1)沖縄の共同売店の仕組み(沖縄大学教授 宮城 能彦 氏)
(2)地域のための生活協同組合の取組(コープおきなわ 石原 修 氏)
(3)意見交換(鳥取で相互扶助の仕組みを展開する場合の課題など)
【講師】
宮城 能彦(みやぎ よしひこ)氏(沖縄大学人文学部教授)
沖縄県那覇市生まれ。琉球大学、兵庫教育大学大学院卒業。現在沖縄大学教授。専攻は村落社会学、地域社会学、共同体論。
沖縄独特の相互扶助組織である共同売店について多数の研究成果を残している。
石原 修(いしはら おさむ) 氏(コープおきなわ 理事長スタッフ)
コープおきなわにおいて、バイヤー、商品開発、店舗開発に携わる。この間、12市町村と20品目余の商品開発を行い、10億円余りの実績を残すとともに、利益の一部を使い、地域課題解決の取組も実践している。
【主催】日本財団鳥取事務所
【企画】株式会社JTB総合研究所
【協力】鳥取県