「べんとうの四季」
鳥取県との共同プロジェクト、障がい者就労支援分野にて実施している「鳥取県工賃3倍増プロジェクト」。トップランナーを担う事業を6月に4事業、9月に2事業決定し、現在着々と工事が進んでいます。
その一つである、(特)就労支援センター和貴の郷のお弁当事業が、2016年12月20日、開所式を迎えました。
就労支援センター和貴の郷では、2012年より就労継続支援B型としてお弁当の宅配事業を実施していました。しかし、賃貸で使用していた物件が老朽化し、厨房も狭く動線が悪かったため、売上げも伸ばせない状況となっていました。
既に月額平均3万2千円ほど支払っていましたが、もっと上げたい。6万円を目指したい。という代表の河村氏の意志は熱く、新規物件を購入し、お弁当事業のリニューアルを行うことで事業決定をしました。
総事業費3000万円弱、2100万円ほどの助成で、改修・厨房機器類・宅配車両を整備しました。
新事業所内にて 就労支援センター和貴の郷 河村代表(中央)
河村氏は「肩に重いものを背負った気持ちだが、しっかり成果を上げていきたい」と語りました。
テープカットの様子
厨房の動線も良くなりました
三種類のお弁当。日替わりです
工賃6万円を達成し、工賃向上による障がい者のスキル向上、そして一般就労へと、支援を充実させていきます。
将来的には鳥取市の旧中心市街地に販売拠点を設けるとのこと。
今後、新たなモデル事業をもう1件、そして工賃3倍増の“本丸“的取組みとなるアッセンブリー工場を、事業決定する予定です。