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Posted 2017年6月27日

6月24日(土)、人材育成プログラム『研志塾』の第3回目を開催しました。

本日のテーマは「地域観を身につける」。
「観」とは、見方や考えのこと。他には、みる(鑑賞)、みせる、様子(壮観)といった意味があります。あらためてですが、地域観とは、個々人それぞれが持つ地域に対する思いや考えであり、「あなたにとって地域とは何か?」に対する答えです。当然ですが、ひとそれぞれ異なっていて当たり前です。

様子

まずは、第1回目に学んだ「6眼モデル」(未来:過去、デジタル:アナログ、主体:客体)を活用して、地域を整理しました。次に、「心象地域絵図」を描きました。心象地域絵図とは、“心の中にある地域のイメージ”のことです。

これは、地域で暮らす方々の記憶にある思い出を聞き取り、その地域の四季折々の日常生活の様子、生業や祭りなどの行事などを大きな屏風などに何年もかけて描いていく「心象絵図」という手法を参考にしています。    【参考】「ふるさと矢倉記憶絵」

今回は、各自で簡易版を作成しました。これだけでも、自分が常日頃考えている地域のイメージを可視化することができ、より地域観を深めることができます。

心象地域絵図

そして、「私の中の地域、地域の中の私」というテーマで、20の問いに答えていきました。特に“働くこと”を想定しながら、自分が地域にどう関わっていくのかを整理し、グループに分かれて共有しました。お互いに考えていることを話し、そのフィードバックを得ることで、曖昧であったり、見えていなかったりする自分の仕事観や価値観を明確になり、より無理のない自然な地域との関係性を構築することにつながるのです。

質問例

午後からは、今回のメインともいえる(!)『LEGO』ブロックを使った「私と地域の物語つくり」。デザイン思考の要素を取り入れたワークです。過去−現在−未来の時間軸を意識しながら、LEGOを使ってその姿・状況を作り上げていきます。現在の自分が、過去の自分を意味付け、意味付けた過去をもとにして、自分の未来を構想します。構想した未来に向けて、現在の自分を方向付けるのです。

それにしても参加者の皆さん、既に立派な大人ですが(!)、子どもに戻ったように、お喋りもせず黙々とLEGOに向かい続けていました。なかなか珍しい光景ですね(^_^)

様子

最後に、研志塾前半の3回が終わったということで、一人ずつ地域観について発表していただきました。過去から変わらない人、研志塾を通じて形成されつつある人、まだ悩みながら模索している人など色々ですが、現状の自分を知ること、気づくことから始まります。そもそも地域観自体、置かれた社会環境や人間関係などによって変わっていくものです。自分の中での軸を持ちながらも、その時々で真摯に考えることが大事ですね。

宿場

今回の場所は、八頭町にある「宿場」。
同町を拠点に地域づくりに取り組む一般社団法人ワノクニ(http://wanokuni.link/)が空き家利活用事業の一環として運営している場所です。すぐ近くに町役場と郡家駅があり、便利なロケーションです。

  

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