高校生が主体となって、旅行ツアーを作成する高校生旅行社のキックオフが鳥取市SOURCE BANQUETにて行われました。
高校生旅行社とは高校生が旅行ツアーを企画、実行していくことで、地元の良さを再発見し、地元とのつながり、仲間とのつながりを作ることで、地域を盛り上げていこうというものです。
この取り組みを鳥取で成功させ、全国に展開していくことが大きな目標です。
今回、第一回目となり、参加者は地元高校生とそれをサポートする鳥取環境大学の生徒が合わせて12名ほどのやる気のある学生が集まりました。
大学生メンバーは鳥取市用ヶ瀬でもちがせコミュニティまちづくりで活躍中の岩田さん松浦さんを含めた、将来イノベーションで起業を目指す学生たちです。
今回の事業は大山テレビ部でも学生が発信するメディアを立ち上げたアマゾンラテルナの貝本さんが発案され、形になりました。
午前中はアイスブレイクとこれから一緒に旅行ツアーを作っていくメンバーの自己紹介。
高校生が運営するカフェなどの地域おこしの成功事例を数多く作り上げてきたco.to.hanaの丸毛さんが進行されました。
椅子を円形に並べ、様々な面白い自己紹介、他己紹介のやり方で、メンバー全員あっという間に打ち解けました。ニックネームで呼び合える環境ができ、共通点、どんな人かを知ることができた1時間は素晴らしかったです。
午後からは博報堂の星出さんが講師で、きたる合宿の前に「発想する練習」をおこなっていきました。
通常、大手企業の上役の方が受けるワークショップを高校生で体験できたのは非常に貴重だったのではないでしょうか
2次情報 – 他者から発信された情報
1次情報 – 自分が発信した情報
0次情報 – まだ発信していない自分の中にある情報
この三つをぶつけあわせて発想を生む、発想が生まれるメカニズムを学び
実際に旅行ツアーを考えていきました。
その中でも面白いのが「オノマトペ」を使った発想を出す作業。
「ドキドキ」「ガクガク」「じゃぶじゃぶ」など擬音等で使われたりする言葉を30、40並べ、そこから直感的に選んだカードから発想を膨らませていく作業です。
書き出したキーワードと同じように重要な発想の要素として全体発表の時にも発表されます。
人と感覚を共有する時にどうしても言葉では表現しきれないものがあります。
人間国宝の方が使っているオノマトペからも「ペナペナ」など何十種類かを持ってきて、その中から厳選したオノマトペだそうです。
お互いに発表しあった旅行ツアーは奇抜なものが多く、甲乙つけがたいものでした。
歳を重ねていくと今までの他者から発信された情報(2次情報)から発想しがちですが、高校生たちは自分たちが面白いと思うこと(0次1次情報)からのアプローチの方がウエイトが大きく、ユーモア溢れる発表となりました。
ツアーの完成と実際に行われるのが非常に楽しみです。
最後はみんな、これからの抱負と意気込みを今回、co.to.hanaさんが作成したイラストに書き込んで勢いがつきました。
次回は8月22日から三日間の合宿となります
10月のツアー実施まで乞うご期待です。
高校生旅行社チラシ